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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

Kossel 3D プリンタのおもな故障・不調の原因はエクストルーダ用 MOSFET (?)

AnyCubic Kossel がときどき故障したり不調になったりする原因はエクストルーダ用の MOSFET の過熱にあるらしいことがわかった.

これまで,ときどきエクストルーダが加熱されなくなるという故障もしくは不調がしばしばおこってきた. しばらく冷却するともとにもどることもあるが,二度と加熱できなくなることもある. ネットでしらべてもその原因がよくわからない. しかし,どうやら原因はエクストルーダのヒータにつながっている MOSFET にあるらしいことがわかってきた.

MOSFET が原因らしいとかんがえる根拠は以下のとおりだ. RAMPS 1.6 ではこの MOSFET にヒートシンクがついている. しかし,RAMPS 1.4 や 1.5 ではヒートシンクはついていない. RAMPS 1.4 や TriGorilla では MOSFET の熱を基板に逃がすようになっているが,基板は導体ではないから,そんなに冷却されない. そのために MOSFET がこわれたり一時的に機能しなくなって,加熱されなくなるのだろう. ヒータが 40 W なら,MOSFET も 10 W くらいの電力にたえる必要があるだろうが,

最近買った AnyCubic のデルタ型プリンタには TriGorilla 基板がついているが,エクストルーダのヒータを 30 W から 40 W にかえてしばらく使用していたら,加熱されなくなってしまった. 確認していないが MOSFET がこわれたためだとかんがえられる. このプリンタは 30 W のヒータではなかなか温度があがらないし,設定温度が維持できなくなることがおおいのだが,40 W のをつけていないのは,そうすると冷却できなくなるからだろう.

こわれたプリンタは TriGorilla 基板を交換したが,ふたたびこわれないようにするにはもっとしっかり冷却する必要があるとかんがえられる. とりあえず A4988 用のヒートシンクをつけたが,これでは十分でない可能性がたかい. もっとおおきなヒートシンクをつけて,さらにファンで冷却する必要があるようにおもう. 旧型の AnyCubic Kossel でも RAMPS 1.4 の MOSFET にヒートシンクをつけて,そこに風があたるようにファンを設置する必要があるだろう.

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