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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

BIQU Magician による螺旋 3D 印刷とその問題点

小型のデルタ型 3D プリンタ BIQU Magician で螺旋 3D 印刷ができるようにして,まずためしたのが直径 6 cm と 8 cm の球体だ. AnyCubic Kossel とおなじはやさでは印刷できないことはすでにわかっていたが,精度や速度をおとしてもなかなか欠陥がなくならないことがわかった. Marlin の問題点なのか,Magician 固有の問題なのかわからないが,いろいろつかいにくいところがあることがわかってきた.

別項で Z < 0 の点への移動を指定するとほんとうにそこに移動しようとしてベッドにぶつかることを書いた.Z が最大値をこえるときもそうだ. これは X, Y についても同様であることがわかった. これまでつかってきたプログラムではオブジェクトの印刷のまえにえがく「スカート」が容易に Magician の X, Y の限界をこえてしまうことがわかったので,スカートを 4 角形から円形にかえてみた. これで一応,6 cm と 8 cm の球体を印刷することができるようになった.

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これで 6 cm の球体を印刷してみると,AnyCubic Kossel 用のとおなじ精度にするとファームウェアの処理がまったくおいつかず,うまく印刷できない. そこで,精度 (球体の構成要素である線分のながさ) が 0.4 mm だったのを 0.8 mm にまでしてみたが,まだ十分ではなく,ときどき印刷がとまってちいさな突起ができる (下の写真). 精度をおとしたうえ印刷速度を 0.6 倍にまでおとすと,だいたいうまく印刷できるようになったが,それでもときどき突起ができる. 精度や速度をおとしても完全になめらかに印刷することはのぞめないようにみえる.

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プログラムの改訂と精度・速度低下により 8 cm の球体も印刷できるようになったが,きちんとフィラメントがつみかさならず,たれてしまう部分がある (下の写真). 強力なファンをつけたので冷却は十分なはずであり,直径 10 cm まではつくれるはずなので,うまく造形できない原因はまだわかっていない.

2019-11-19-10.17.47.jpg

2019-11-19 追記:
Marlin vs. Repetier on a delta printer」というページには,Marlin のほうが計算時間がかかると書かれている. しかし,速度をおとしてもなお突起ができる理由はわからない. また,印刷可能な範囲をこえる座標を指定したときの効果も,かかれたページはみつかっていない..

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