螺旋 3D 印刷をつかうとフィラメントをひとまきするだけでネジがついた円筒をつくることができる. 外側と内側におなじネジがつくので,直径をすこしずつかえた複数の円筒をつくると,ねじこむことができる. そうやってつくった入れ子ネジの写真をとった.
円筒に垂直にちかいがすこしななめの正弦波をつけると,もっともかんたんなネジがつくれる.
正弦波にその 3 倍高調波をくわえると,もっと角ばったねじがつくれる. 強度は正弦波ネジつき円筒のほうがつよいだろう.
どちらのネジでも入れ子にすることができる. これらの写真では直径をちいさくするとネジ山もちいさくなっている (つまり相似形の円筒にしている) が,ネジ山のたかさを一定にすることももちろんできる.
おなじ直径のねじつき円筒をすこし直径がちいさい円筒でつなぐと,かなりしっかり固定することができる. ここでは正弦波ネジをつかっているが,角ネジでもおなじことができる.
追記 (2020-11-18): 入れ子のネジの 3D 印刷はけっこうよくおこなわれていることがわかった. 一番ちかいのは "Telescoping Nesting Screw by somewhat_brave" かもしれない. これを花瓶モードでつくれば,おなじようなものができるだろう.