Dasyn のブログ記事に書いたように,3D デザイン電球のカバー (シェード) が交換できるようにするため,それを本体にネジで固定するようにしている. そのネジとして,その記事にも書いたようにテーパ・ネジ (つまりふとさが変化するネジ) をつかっている. テーパ・ネジをつかうことには通常のネジにはない利点があることがわかってきた.
螺旋 3D 印刷で使用している設計モデルはフィラメントの中心を基準にしている. そのため,ネジの表面は設計寸法からずれている. そのずれかたは,印刷物 (中空のネジ) の厚みによってちがってくる. したがって,ネジのふとさをきちんとあわせるのがむずかしい. テーパがないとふとさをきちんとあわせなければならないが,テーパがあれば場所によってふとさがちがっているから,ふとさが合う場所がどこかにある. つまり,厚みをかえてもネジがちゃんとしまるということだ.
テーパ・ネジをやめて,ふとさが一定のネジをつくることもためしてみたのだが,そうするとネジをあわせるのがむずかしくなった. カバー側はふとさ一定にしたままでも,電球本体側をテーパ・ネジにしておけば,うまくねじこむことができる. だから,本体側はまたテーパ・ネジにもどしてしまった.