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Web とインターネット

So-net での接続と NTT ホームゲートウェイの謎

デイシンの工房では,これまで Nuro つまり So-net が光ファイバからインターネットまで提供するネットワークに接続してきた. そこで,ひっこしても Nuro にするのが手続きが簡単だろうとかんがえてそうしようとした. ところが,工事屋があたらしい工房には Nuro はひけないというので,やむなく NTT 経由の So-net にすることにした. 「V6 プラス」というオプションをつかうと IPv4 でも V6 トンネルで高速に接続できるというのでそうしたのだが,まともにつながるまでにいろいろ謎の現象が生じた.

あたらしい工房のある建物には NTT 東日本の光回線がはいっている. So-net と契約すると NTT 東日本が工事して,ホームゲートウェイを置いていく. So-net からはそれにつなぐルータがとどく. これらの機器を接続するだけで何の設定もなしに,1 台の PC からはいくつかの Web サイトにつながって,インターネット通信の速度も計測できた. それによると,自宅では下り 40 Mbps くらいでしか接続できていないのにくらべて,200 Mbps をこえる速度で接続できた. V6 トンネルでボトルネックを回避できたということだ.

ところが,もう 1 台の PC でも速度を計測しようとすると,そこからはインターネットに接続することができない. あれこれやっているうちに,PC からホームゲートウェイ (HGW) までの接続には問題がないことがわかったので,HGW の設定によってパケットがブロックされているのだろうとかんがえた. そこで,HGW にログインして IPv6 パケット・フィルタ設定 (ファイアウォール設定) を無効にしてみた. しかし,それでもうまくいかない. V6 トンネルをつかわずに HGW に直接 WiFi 接続してみると,PPP の設定 (プロバイダつまり So-net の ID, パスワードの設定) なしに V6 プラスで接続できたサイトには接続することができた. ID, パスワードをいれずに接続できる理由も謎だ. しかし,それはともかく,V6 プラスで接続できなかったサイトにはやはり接続することができない.

こういう,わけのわからないことがおこるときには power-on reset するにかぎるとかんがえて,HGW の電源をさしなおした. すると,これまで接続できなかったサイトにも接続できるようになった. 一応これで,めでたしめでたしなのだが,そこでもう一度 HGW にログインして設定をもどしてみようとかんがえた. すると,V6 パケット・フィルタ設定のメニューがなくなっていた. ファームウェアがかきかえられた形跡はないのだが,詳細設定のメニューがかわって,簡素になっている. 謎だ.

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