これまでつかってきたノズルは先端が比較的うすくてひらたいので,螺旋 3D 印刷でヘッドをおおきく上下に振ると (つまりヴィブラートをおおきくすると) ヘッドが印刷ずみのフィラメントにぶつかりやすい. 先がとがったノズルにかえることで上下動につよくしようとしたが,いろいろ不具合もある.
まず,これまでつかってきたノズルの写真をのせる.
このタイプのノズルはあまり上下に振ることができない.
最近よくみかけるかたちはつぎのようなものだ.
左のタイプを使用している.これらのかたちのほうが上下方向の波につよい. しかし,ノズルがヘッドブロックから突出しているながさがながいので,ノズルにあたった風でひえやすい. ノズルに断熱材をつけないまま印刷すると,先端がこれまでより 20℃ 以上,冷えるようだ. これでは,ヘッドの温度を 250℃ くらいにしても吐出した PLA フィラメントの温度が 180℃ 以下になって,ぐあいがわるい. そこで,耐熱シリコンをつけて使用するようにした. あまりわかりやすくはないが,写真をのせる.
あまり断熱材の量をふやすと,とがったノズルを使用した利点がうしなわれるので,ほどほどにしている. このようにしても,まだ先端が 10℃ くらい,これまでよりよけいにひえるようだ. これまでとおなじ温度ではうまく印刷できない.