カナダからのブログ

ポリカーボネートのプラットフォームは PLA にはよいが ABS はつきにくい． それをおぎなうためにスティックのりをつかってきたが，つよいちからがかかる場合はスティックのりではもたない． 印刷物がもっとしっかりはりつくようにするにはどうすればよいか，あれこれためしてきたが，うまくいかなかった．

ABS の印刷物を強化するために KS2000 という接着剤を買った． スチレン樹脂系の接着剤なのだが，比較的粘度がひくくて，接着剤というよりは塗料にちかい． ABS の印刷物にも接着剤というよりは塗料としてぬっているのだが，おなじようにポリカーボネートのプラットフォームにもぬってみた． ABS にくっつきやすいのだとすると，1 回つかって，はがしたらもうつぎはぬりなおしが必要になるのではないかとおもっていた． しかし，やってみると数 10 回印刷をくりかえしてもまだしっかりはりつく． いい方法だとおもう．

接着剤をぬったプラットフォームと 3D プリンタの写真をしめす．

KS2000 は 1 kg 単位で販売されているので，この目的ではなかなかつかいきれないとおもう． 私の場合は印刷物にぬるのがおもな目的だから，ほんの一部をプラットフォーム強化のためにつかうだけだ． しかし，ABS 用の接着剤はセメダインやタミヤから少量ずつ販売されているから，それをつかえばよいのだろうとおもう．