最近,1 台の AnyCubic Kossel がガタつくのが気になっていた. 螺旋 3D 印刷の途中でフィラメントがずれて,すじがはいることがある. ガタつきがその原因なのではないかとかんがえて,3 つほどの対策をほどこした.
まずかんたんにできるのはネジをしめることだ. デルタ型のプリンタなので parallel link の部分にロッドを固定するための 12 個のネジがあるのだが,それらをまず締めてみた. おおきくゆるんでいるネジはなかったが,それでも締めた効果はあったようだ.
しかし,それでもまだフィラメントがずれることがある. 可動部分だけでなく本体全体がガタつくので,それをとめたい. まず,プリンタがのっている台ががたつかないようにするために,プリンタと台とのあいだにうすいブロックをしいてみた. 楽天で「インターロッキング」という 1 個 3 kg のものを買い,3 本の足の下に 1 個ずつしいてみた (下の写真). あまり室内で使用するためのものではないのだが,まあよいだろう. これで本体全体のガタつきはかなりおさえられた.
しかし,3 本のアルミ製の支柱がガタつく. 組み立てた当初はガタつきはなかったはずなのだが,しだいにゆるんできたらしい. そこで支柱とそれをはめこんだプラスティックとのあいだに瞬間接着剤をながしこんでみた. つぎの写真の矢印の部分だ. 1 本につき 4 か所,あわせて 12 か所に接着剤をたらしてみた. 接着剤がかたまってからゆすってみると,たしかに効果があった. これでしばらく印刷して,すじができなくなるかどうか,ためしてみよう.