PLA の 3D 印刷をつかったアートをつくっている「積彩」の作品展 Playful Colors に 6 月 29 日にいってきた. まだ,どうやって,どのくらいの時間をかけてつくっているのかをきくことができていないのだが,よい部分もわるい部分もみてきた. フィラメント 3 色混合による色彩にも特徴があるが,フィラメント一巻きでつくった ひだ や波がつくりだす像や光沢がおもしろい. 螺旋 3D 印刷にちかい部分がある. 欠陥に苦労している (らしい) 点も共通している.
この展示会は渋谷ヒカリエ裏にある Yugen Gallery でひらかれた. アートの展示会情報はあまり把握していないが,この展示会の情報は Twitter から push されてきた. 写真でみたかぎりでは螺旋 3D 印刷作品に似た特徴をもつ作品をつくっているようなので,見にいくことにした.
透明なフィラメントをつかった作品もあり,それがつくるモアレ縞に着目している点でも螺旋 3D 印刷作品に似ている.
一部を拡大してみた. スリットのような部分がディスプレイ直接の部分であり,3D 印刷した波模様とのあいだでモアレがつくられているのがわかる.
この展示会とは関係ないが,螺旋 3D 印刷に関連するモアレについてはつぎのようなところに書いてきた. 「キャンドルポットや電球カバーでつかっている複雑なモアレ縞模様」.「螺旋3D印刷に関連した様々なモアレ縞」.
「ひだ」をつかった作品としてはつぎのようなものがある.
つぎの写真はクリックして拡大してみないと,ひだがみえないだろう.
このようなひだをきれいに印刷するには比較的ゆっくり印刷する必要があるとおもわれる. なので,どのくらい時間がかかるかきいてみたいのだが,まだきくことができていない. 螺旋 3D 印刷では高速性をいかしたいというところから,このように急激に印刷ヘッドの方向をかえなければならない作品はあまりつくっていない.
つぎは光沢がある波うつ表面をもつ作品群だ.
このように,ひだ,光沢のある波,カラフルな色彩など,さまざまな魅力がある作品たちだが,残念な部分もある. 印刷の途中でずれたとおもわれる部分や,ささくれだった部分がいくつかあった. 印刷に時間がかかるからつくりなおしていないのだろうが,3D プリンタならつくりなおすことができるはずだ. だから,かぎられた数の作品を展示するのなら,できるだけ欠陥をなくして展示するのがよいとおもう.