深層学習をつかって英語の文から画像を生成するツールがいろいろでまわっている. それをつかって抽象絵画風の画像をあれこれつくってみている. それらの画像をみて感じるのは,AI (深層学習) は抽象画が得意なのではないかということだ.
まず,いくつかの例をみてみよう. すでにこのブログでも紹介したが,モンドリアン風に猫を描かせてみると,とくに Stable Diffusion は猫の特徴をうまくとらえた絵を描く.
こういう絵が描けるのは抽象化された猫の絵をいろいろ学習したからかもしれないが,理由はそればかりではないのではないだろうか. 深層学習によってコンピュータは抽象化能力 (汎化能力) を得た. その能力が発揮されているのではないかとおもう. 人間もだれもが抽象化能力がたかいわけではないから,平均的な人間よりその能力がたかい可能性があるのではないか.
あまり学習した絵を抽象化せずに描いているとはおもえない例もいくつかあげてみよう.
つぎの絵は黒猫に白猫がはめこまれているが,こういう技法をどうやっておぼえたのだろうか.
追記 (2023-3-16):
この項目の改訂版を AI アート
ブログの記事として投稿しました.
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