椅子がつめたいので建築用の断熱材をつかって「座布団」をつくったが,硬すぎておしりがいたくなり,数週間の使用ののち放棄してしまった. おなじ断熱材で「絨毯」もつくったが,こちらは問題がないのでつかいつづけている.
「断熱材」と書いたのは「カネライトフォーム」という,厚さ 2 cm のスタイロフォームだ. 断熱性はかなりよくて,冬に冷えたへやで足をのせても,あたたかい.おしりも同様だ. 世の中にはもっと硬いイスもあるので,これでもいいだろうとかんがえた.
「座布団」はほぼイスの座面の大きさだが,最初は 2〜4 枚にわけてイスに置いてみた. イスの中央がしずむからだ. これは日曜大工による家の断熱工事につかったものの端材だ. しかし,あまりぐあいがよくなかったので,座面サイズのベニア板のうえに正方形のスタイロフォームを置くようにしてみた. このほうがおしりの負荷は高い.
「絨毯」はスタイロフォームをただ 30 cm × 60 cm くらいに切ったものだ. ここにも端材をつかった.
しかし,「座布団」のほうはしばらくつかっているとおしりが痛くなってきたので,ウレタンフォームのクッションを上にかさねるようにした. 低反発のウレタンフォーム 1 枚ではすぐにつぶれてしまうので,低反発と高反発のをあわせたクッションをかさねてみたが,痛みがなくならない. そのため,結局スタイロフォームは放棄して,クッションだけをイスにのせるという,通常のかたちにおちついた.
一方,すでに書いたように「絨毯」のほうは問題がないので,つかいつづけている.