エマヌエル・バッハの鍵盤楽器曲と鍵盤楽器の奏法についての本 -- 演奏と出版
エマヌエル・バッハはおおくの鍵盤楽器曲を書いているが,そのおもな対象は市民社会で成功した一般のひとびと (「愛好家」) であり,それによって大成功したようだ. そういうひとびとのために演奏法の本も書いている.
エマヌエル・バッハはおおくの鍵盤楽器曲を書いているが,そのおもな対象は市民社会で成功した一般のひとびと (「愛好家」) であり,それによって大成功したようだ. そういうひとびとのために演奏法の本も書いている.
交響曲という形式を確立したのはハイドンだといわれているが,交響曲全集の CD を買ってそれが検証できたようにおもう. すこし意外だったのは,モーツァルトはむしろそれをこわして遊んでいたのではないかとおもえることだ. その点はモーツァルトと仲がよかったというハイドンの弟ミヒャエルも同様だ. そして,その後もベートーヴェンやロマン派の作曲家によって交響曲がうけつがれるとともに,「こわされて」いく.
エマヌエル・バッハ (C. P. E. バッハ) の曲は音の強弱やテンポのゆらぎがおおきい「多感様式」によっているという. しかし,当時の鍵盤楽器のために書かれた曲を現代のピアノで演奏する際にはむしろおさえて演奏するほうがよいのではないかとおもえる.
エマヌエル・バッハの曲のなかにはバロック風の部分とロココ風 (ギャラント様式) の部分とが混在している. ときにはひとつの曲のなかにそれらが混在している.
YouTube にはハイドンの交響曲第 39 番の演奏がいろいろ登録されている. それをいくつかききくらべた結果,全集版をもっているアダム・フィッシャーの演奏が一番よいとおもった.
2024 年 5 月 18〜19 日に東京ビッグサイトでひらかれたデザインフェスタ vol. 59 を見てきた. 前回は AI アートを展示したが,今回はもうしこみをわすれて,展示できなかった. 展示するときにはほとんどブースからはなれられないが,今回はじっくりと展示をみてまわった. アクセサリなどに 3D 印刷をつかっている展示が多いようだが,ブースをみても,つかっている技術はなかなかわからない. AI アートに関しては,よくわからないが,つかっている展示はすくないようにみえる.