[ トップページ ]
インテリア・家具・機器の博物館, 情報通信博物館

スマホをドアホンの子機にした

来客時に複数の場所でチャイムが鳴るようにするのが,けっこうむずかしい. すべての場所にあらかじめ配線してあれば適用可能なテレビドアホンの機種はあるが,そのような配線はない. 屋外から屋内へは有線で,屋内どうしは WiFi で結合したい. アイリスオーヤマの TD-M50 という機種を使用して,スマホを固定局として使用することで,なんとかこの仕様を実現することができた.

TD-M50 を買うまえに,パナソニックの類似の機種をためした (十分にたしかめないまま,つかえないものを買ってしまった). ところが,その機種では屋外のよびりんとドアホン本体も WiFi でしか結合できない. 屋外で WiFi をつかうことには 2 つの問題がある.

1. 現在の WiFi アクセスポイントの位置では,よびりんの位置につながりにくい.

2. よびりんの位置つまり家からはなれた場所でも WiFi につなげるようにすると,セキュリティ上の問題がおおきくなる.WiFi はできるだけ屋内でとじるようにしたい.

そこで,TD-M50 が唯一の選択肢ということになった. TD-M50 ではよびりんと本体とは有線接続であり,すでにある線がつかえる. 本体とスマホとは WiFi 経由でつなげる. ここに専用機器と専用プロトコルではなくてスマホと WiFi という標準化された技術をつかっているというところがミソだ. だからこれを使用する気になった.

TD-M50.jpg

スマホには Homelink という,やや汎用のアプリをインストールする. 来客があるとこのアプリが通知音を発する. ただし,スマホがスリープした状態だと,通知音がでるまでに 5 秒程度かかる. スマホで客の映像もみることができるが,その機能はつかっていない.

固定局としてつかうスマホはあらたに買う必要があるが,2000 円程度で売っている中古品で十分だ. そこで,Docomo Arrows NX F-01K という Android スマホを 2 台買った. (あとから 2 台,追加で買ったが,それについては省略する.) この機種を選択したのは低価格だった (1980 円) からだが,なかなか解決できない問題が発生した.

HomeLink アプリからの通知音がスリープ解除するまで出されないというのが,最大の問題だ. しかし,「設定 → 表示の設定 → 詳細設定 → タッチで ON (にチェックをいれる)」 とすることで,スリープした状態からも音がでるようになった. 「タッチで ON」とすることによって,画面タッチだけでなくアプリの通知によってもスリープが解除されるようになったということだ. この解決策は容易にみつけられなかった.

いまだにのこっている問題は,来客時にでる音がちいさいことだ. スマホの通知音は選択することができるが,あまりおおきな音ははいっていないし,べつの音を登録する方法もわからない. とりあえず,ある程度おおきくて,一番持続時間のながい音を選択している.

来客時のドアホン本体からの通知をうけるために Homelink というアプリをインストールして使用しているのだが,ほかのアプリが通知音をだすとまぎらわしい. そのため,ほかのアプリをアンインストールしたり,通知音を消したりしたのだが,その手間はすくなくなかった.

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/7806

コメントを投稿

bulb_semi314-1-2.jpg

螺旋 3D 印刷技術を使用してつくったこのような「3D デザインランプ」を 3d-dl.com で売っています.

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type