バッハの鍵盤協奏曲集 (ハープシコード協奏曲集) のピアノによる演奏をいくつかきいた. カツァリスの CD が安価だったのでそれを買ったのだが,この演奏はあまり気にいらなかった. CD ではあまりよさそうな演奏がみつからないので,YouTube をさがしたところ,オセティンスカヤによる劇的な演奏にひかれた.
ピアノによるこの協奏曲の演奏がききたいとおもって,最初に買って聴いたのがギル・ベ (Gile Be) による演奏だ. おなじ演奏だとおもうが,CD と DVD がセットになっている. しかし,特別,印象的な演奏ではなかった.
つぎに買ったのがカツァリスの 1980 年代の演奏だ. 当時はバッハの曲はおとなしく演奏するのが普通だったとおもうが,帯にも「端正な演奏」ということばがあった. いま聴くと,あまり魅力的な演奏ではない.
CD を検索してみたが,あまり魅力的にみえるものがみつからなかったので,YouTube をさがしてみた. 日本人の演奏もいくつかつまんでみたが,どれも端正な演奏であり,いまききたいものではない. 外国人による演奏もいくつか聴いてみた. 最近の演奏はカツァリスよりちからづよいが,そのなかでもオセティンスカヤ (Polina Osetinskaya) による演奏にひかれた. オセティンスカヤはロシア人であり,CD もあるがロシア製なので現在は入手できない. しかし,YouTube でなら,2 つの演奏をきくことができる.
J.S.Bach Concerto no.1 in D Minor BWV 1052 Polina Osetinskaya Anton Gakkel
И. С. БАХ - Концерт для фортепиано с оркестром № 1, BWV 1052 - Полина ОСЕТИНСКАЯ и «ВИРТУОЗЫ МОСКВЫ»
YouTube ではほかにも魅力的な演奏をみつけることができるし,オセティンスカヤの演奏ではほかにスカルラッティの曲にもひかれたが,ここまでにしておく.