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金田のコンピュータ博物館 アーカイブ

2006年10月01日

金田のコンピュータ博物館

Apple II のためのエディタ

Apple II がひろくつかわれていた 1979 年ころ,出身高校の先生から Apple II 上でのプログラム開発をたのまれました. そのためのツールとして Basic で小規模な視覚的なエディタ BATE をつくってつかったのですが,それをあとで雑誌 I/O に投稿しました. I/O の別冊に掲載されたその記事の著作権は工学社にあるのでしょうが,いまやコピーしてもビジネスをじゃますることにはならないとおもわれるので,ここにおいておきます. いまなら実名で掲載してもらうでしょうが,なぜかペンネームをつかっています.

このプログラムは私が PC のために書いた最初のまとまったプログラムです. 視覚的にプログラムが編集できる,つまりテキストや Basic プログラムをみながらなおしていけることを意図したエディタです. しかし,当時はまだ viemacs のような本格的な視覚的エディタをほとんどつかったことがありませんでした. 当時つかいなれていたエディタは三菱のメインフレーム・コンピュータ Melcom Cosmo 700 のエディタでした. このエディタは CRT ディスプレイをつかうと 20 数行のプログラムをみながら編集していくことができるのですが,基本的には行エディタでした. それをまねてつくったので,BATE も "I" (insert = 行挿入),"C" (change = 行の一部を文字列マッチングでかきかえ) など,行エディタ風のコマンドをつかって編集します.

つづく…

2006年10月18日

金田のコンピュータ博物館

9080 マイコンの製作

大学 1 年でマイコンを自作したときのことを書きます. 秋葉原で Intel 8080 が売られるようになると,それをつかって マイクロコンピュータをつくりたいとおもうようになりました. デジタル回路を一度もつくったことがなかったにもかかわらず, AMD 9080 という名の 8080 のセカンドソースと 8 個のメモリ IC (1 kbit) がセットになったものを買ってきて,アナログ回路用の半田ごてによって,直径 1 mm のビニル線をつかって,果敢にも ユニバーサル基板に 1 kB のメモリ回路を配線しました. この配線は想像以上にたいへんで,うまくうごいたのは奇跡かとおもわれましたが, とにかく,アドレス入力用の 16 個,データ入力用の 8 個 (8 bit) のトグルスイッチを操作して, みじかいプログラムを入力して実行させました. 結果は 8 個の LED によって表示されます. トグルスイッチで入力するのはまたおそろしく手間のかかることなので, あまりおおくのプログラムを実行させないまま,つかわなくなってしまいました.

つづく…

2006年10月21日

金田のコンピュータ博物館

和田研

TBD

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