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機械アーカイブ

2013-02-13

「絵とき」 というのにふさわしく,文字はすくなくて図が多い. 説明がほとんどない図があるのは気になる. しかし,図や写真だけでだいたいわかるようになっていて,かつ重要事項がカバーされているようにみえる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 「機械設計」基礎のきそ@Amazon.co.jp

つづく…

この続編は正編とは独立に読むことができるが,車椅子や魚ロボットなど,より応用的な内容がふくまれていて,正編を補足している. CAD までとりあげられているが,それは CAD/CAM の本を読むほうがよいだろう. 内容はさまざまで,まとまりがないので,正編にくらべると印象はうすい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 続「機械設計」基礎のきそ@Amazon.co.jp

つづく…

2013-02-15

ほかの伝熱学の本と同様に,「絵とき」 というよりは数式をつかって伝熱学を説明している. 計算するのに数式が必要なのはもちろんだが,この本であつかっている単純な構造だけではすまない実際の熱設計ではシミュレーションをつかうことが多いとかんがえられる. このシリーズの本のなかでは比較的厚いにもかかわらず,そういう実践にどのようにつながっていくのかがわからない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「伝熱学」基礎のきそ@Amazon.co.jp

つづく…

旋盤,フライス盤をはじめとするさまざまなツールのつかいかたがよく説明されている. 安全のための章もある. しかし,理論的な説明はわずかしかない. この本には続編があり,そちらのほうが理論的な説明があるので,機械工でなく設計をめざすひとはそこから読みはじめたほうがよいようにおもえる. 一方で機械工にとっては現在では NC の知識が必要だが,それについてはほんの数ページ書いてあるだけだ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「機械加工」基礎のきそ@Amazon.co.jp

つづく…

機械加工を分類して,本編より体系的に説明している点はよい. NC についても本編よりくわしく説明しているが,CNC にはふれていない. むしろ,手でもつツールのつかいかたなど,手仕事についてくわしく書かれている. 機械にたよらない名人芸をめざすなら,こういう知識やスキルが重要だろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 続「機械加工」基礎のきそ@Amazon.co.jp

つづく…

2013-02-16

鋳造と溶接がはじめのほうにとりあげられている点やとりあげられている工作機械にはふるさを感じさせるが,鋳造・溶接はページ数では 10% 強であり,それほど多くはない. 除去加工の基本は現在でもそれほどかわっているわけではないだろう. NC についても記述もわずかだがある. しかし,どちらかといえば骨董品であり,実用をめざすひとが読むべき本ではないだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 機械工作要論@Amazon.co.jp

つづく…

鋳造に 70 ページ以上をあてているが,これは多くのひとにとってそれほど必要な知識ではないだろう. その一方で現在も重要な機械加工は 40 ページしか書いてない. NC にいたっては 1 ページだけだ. 1996 年以降は改訂されていないから,放棄されてしまった本ということだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 基礎機械工作法@Amazon.co.jp

つづく…

2013-02-19

レーザ加工の原理から実際まで,ひととおり説明されている. 「絵とき」 というより,加工した結果が多数の写真で紹介されていて,わかりやすい. もはや最新の情報ではないが,ひととおり把握するにはよい本だろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 「レーザ加工」基礎のきそ@Amazon.co.jp

つづく…

2013-02-20

さまざまな NC 工作機械が説明されている. CAD/CAM についても記述されているが,説明はかぎられていて,NC 工作機械との関係はわかりにくい. 整理が十分でなくて,見出しはバラバラにみえるし,文章も一部の説明図も論理性に欠けている. 用語もきちんと統一されておらず,おなじものにちがう表現がつかわれていたりする. 説明がわからなくなるほどではないが,気になる点がいろいろあるという印象をうける.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 「工作機械」基礎のきそ@Amazon.co.jp

つづく…

2013-02-21

CAD にすでに入門したひとがもう 1 歩さきにいくとき読むとよい本だろう. CAD をどうつかうべきか,またどうつかうべきでないか,いろいろなヒントがある.

評価: ★★★★☆

関連リンク: CADって、どない@Amazon.co.jp

つづく…

2013-02-26

最初の 60 ページは概説だが,そのあとの 100 ページは工作機械のカタログだ. ふるい機械からあたらしい機械まで,いろいろな工作機械を知りたい入門者にはよい本だろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 工作機械の本@Amazon.co.jp

つづく…

ねじの種類や規格から,さまざまなねじの締めかた・製造法まで書かれている. とくに製造法に 80 ページ以上がさかれ,写真も多数ふくまれている. ねじに興味があるひとは機械にも興味があるだろうから,適切な内容だとおもえる. 個人での機械工作 (ファブリケーション) が普及しようとしているときだから,これから興味をもつひとがふえるのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「ねじ」の基礎知識@Amazon.co.jp

つづく…

2013-03-03

Printrbot+ のステッピング・モーターは交換しなければならないかもしれないし,パーツから 3D プリンタをつくりたいともかんがえているので,ステッピング・モータについていろいろしらべた. ここにしらべたことのサマリーをかいておくことにする.

つづく…

2013-03-09

Printrbot+ のステッピング・モーターが内部で断線しているのではないかとうたがって,内部をみてみた. ステッピング・モーターを分解してみるのはこれがはじめてだ. 精密につくられてはいるが,おもっていたよりは単純な構造だ.

つづく…

Printrbot+ の x 軸のモーターにつけられたギアのネジがゆるんでいたことは 「Printrbot+ の x 軸方向のずれはギアのからまわりでおこっていた」 に書いた. そのときギアを締めたが,またすぐゆるんだので,瞬間接着剤をつけた. ゆるんだときにおこった問題と,対策の詳細を書く.

つづく…

機械工学のさまざまな分野の基礎が 200 ページほどの本のなかに,うまくまとめられている. とはいえ,各章のタイトルはみな 「機械…学」 となっているが,すこしおおげさだ. 1 章の 「機械設計学」 は実は概論だ. 2 章の 「機械運動学」 はとくに機械の話ではなくて,力学そのものだ. しかし,以下の章は機械工学の基礎について書いていて,ほとんどは古典的な内容だが一部は比較的あたらしい内容もある. Web の URL があちこちで参照されているので,それをみればほんとうに最新の知識にふれることができるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 新しい機械の教科書@Amazon.co.jp

つづく…

2013-03-13

副題からわかるように,著者は 「精密」 な理論の構築をめざしている. しかし,経験的知識が重要な工学において公理にもとづく理論化は無理があるだろう. また,「原理」 とよばれているものはつねになりたつものではなく,「原則」 にすぎない. こういうことばや構成上の問題をべつにすれば,内容は著者の豊富な知識にささえられているのだろう,20 年以上たったいまでも読む価値がある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: やさしい精密工学@Amazon.co.jp

つづく…

2013-03-16

Printrbot+ の y 軸は 2 個の rod が 2 個ずつのベアリングでささえられる構造をしているが,1 本の rod をささえる 2 個のベアリングの間隔は比較的せまい. これはおもに Printrbot+ のベース部分におくゆきがないことに起因しているとかんがえられる. プリントベッドじたいは比較的おおきくて余裕があるから,本来はベアリングをもっとはなしたほうが動作が安定するとかんがえられる.

つづく…

2013-06-09

このブログに Printrbot Plus の製作記を書いてきた. 以前からそれをまとめて Kindle 本にしようとかんがえてきたが,それをようやく実現させた.

つづく…

2013-12-14

3D プリンタの本は最近,何冊も販売されている. しかし,一般人でも手のとどく範囲のプリンタをつかいこんで書いた本はまだ日本語ではこの本だけだろう. 3D プリンタの構造,あつかいかた,データのつくりかた,そして部品から 3D プリンタをつくることまで書いてある. うすい本だから,この本をよんだだけでここに書いてあることが全部できるとはおもえないが,3D プリンタがどういうものなのか,この本をよめば,かなりわかるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 3Dプリンタではじめるデジタルモノづくり@Amazon.co.jp

つづく…

2013-12-30

タイトルからすると 3D プリンタについての記述が中心であるべきだが,実際にはプリンタじたいについての記述は 20 ページくらいしかない. 大半のページは 3D モデリングにあてられているから,あまり適切なタイトルではない. モデリングに関する本はすでにいろいろあるが,3D プリンタを意識したモデリングの本はすくないことをかんがえれば,存在価値はあるのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 3Dプリンター実用ガイド@Amazon.co.jp

つづく…

2014-01-18

1 月 17 日,東大生産技術研究所で 第 4 回 AM (additiive manufacturing) シンポジウムがひらかれた. 私は初参加だが,毎年ひらかれてきたという. 昨年までは参加者が 200 人以下で会場のコンベンション・ホールにはいりきれたということだが,ことしはついにはいりきらなくなり,2 つのサテライト会場がもうけられた. めだまのプログラムはルイビル大学の Brent Stucker 教授による 100 分にわたる講演だが,ほかにもいろいろな話をきくことができた. 私は「ゆらぎ印刷」の作品をもっていってそのプロセスなどに興味をもってくれる研究者をさがしたが,残念ながらつよい興味をひくことはできなかったようだ.

つづく…

2014-01-23

AROB 2014 (19th International Symposium on Artificial Life and Robotics) という学会で 「ゆらぎ印刷」 について発表してきた. 論文のタイトルは “3D Printing and Simulation of Naturally-Randomized Cellular-Automata” だ. 3D プリンタをつかって “創発的” でゆらぎのあるパターンが印刷できること,(もともと “セル・オートマトン風” につくってあるので) それがある程度までセル・オートマトンでシミュレートできていることを報告した. あたえられた時間は 15 分しかなくて,質問は途中でうちきられたが,あとで何人かとさらに話をした. 国内 (別府) でひらかれたとはいえ,個人で出費するにはすくなからぬ金額がかかったが,しりあいもでき,今後の方向をきめるうえで参考になった.

つづく…

2015-02-07

おおた工業フェア」は大田区の企業を中心とする展示会だ. そこにはじめていき,3D 印刷物がならべてあるところなど,いくつかのブースで話をしてきた.

つづく…

2015-09-15

3D 印刷に関する 2 件の発表のために,札幌 (北大工学部) でひらかれた日本機械学会年次大会にいってきた. 機械学会の会員になってからはじめての参加・発表だ. 発表のうち 1 件は「方向指定つきの 3D 印刷」,もう 1 件は「手続き的な工業製品設計」についてだ.

つづく…

2017-06-24

2017 年 6 月 21〜23 日に東京ビックサイトでひらかれた「ものづくりワールド 2017」をみてきた. 大半の面積を「設計・製造ソリューション展」と「機械要素技術展」がしめていたが,後者 1/3 くらいの面積を 3D 印刷・計測関連の展示が占めていた. 金属の 3D 印刷装置や材料の展示がめだった.

つづく…

2018-05-29

機械工学系の論文誌から 3D 印刷の論文査読を依頼された. 3D 印刷の論文を書く身だが機械工学の知識は浅いので査読のハードルは高いのだが,あえてひきうけた. 査読するために必要になった知識のひとつは実験計画法だ. 大学生のころから,ことばとしては知っていたが,ほとんどかじったことがなかった. それをいまになって学ぶ必要があった.

つづく…

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螺旋 3D 印刷技術を使用してつくったこのような「3D デザインランプ」を 3d-dl.com で売っています.

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