[ トップページ ]

メイン

物理アーカイブ

2008-03-05

世の中には物理が得意なひとと不得意なひとがいます. 私も相対性理論くらいになるとよくわからなくなってきますが,ニュートン力学程度なら物理的直観がはたらくので,定性的なことならかんがえなくても,即座にわかることがおおいのです. 物理的直観をみがくことが重要だとおもいます.

つづく…

2011-08-02

各ページの 7 割以上の部分が図でしめられていて,図にものをいわせている. その点ではこのシリーズの化学や生物と同様だが,化学図録とくらべるとやや文字が多い. 物理のほうがより論理が重要なためだろうが,化学図録のように必要なはずの説明がぬけているようなことがないので,適切だとおもえる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 物理図録@ [bk1] 物理図録@Amazon.co.jp

つづく…

2012-03-31

並行宇宙論に関する古典といってもよい本だ. 科学者が科学の世界をこえて並行宇宙を語るのはめずらしいことではないが,そのなかでもこの本はおおきく科学の世界を逸脱している. おもしろいことはまちがいないが,このような内容の本をブルーバックスにくわえたことに疑問を感じざるをえない.

一般むけの本だから平易であるべきだろう. しかし,相対性理論や量子物理学という常識をはるかにこえた理論からえられる並行宇宙のイメージがこんなに常識的なものでありうるのかどうかには疑問を感じる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: もう一つの宇宙@ [bk1]もう一つの宇宙@Amazon.co.jp

つづく…

2013-01-29

やさしい物理の本というと式が書いてなくて定量的な理解ができないものもあるが,この本は定性的な理解だけなら式を追わなくても理解できるし,式を追えば定量的な理解もできるように書いてある. 物理は感覚的に理解することが重要だが,この本では身近な例をあげることで,それをうながしている.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 新しい高校物理の教科書@Amazon.co.jp

つづく…

2013-02-02

高校物理をくわしく解説していて,論理的な理解のためには最適な本だろう. ときには親切に,物理に必要な数学にまでさかのぼっているし,微積分もとりいれられていて大学物理へのつなぎもある. 教科書でははぶかれがちな参考情報もいろいろ,もりこまれている. 至れり尽くせりという感じだ. しかし,この本はまったく無味乾燥であり,物理のおもしろさをまったくつたえていないところはおおいに不満だ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 物理教室@Amazon.co.jp

つづく…

2013-02-05

たしかに大学で著者の講義をきいたらおもしろいだろう. ライフルで缶をうちぬいて爆発させるようなことまでするという. 日本ではとてもできない. とりあげているテーマはニュートン力学,虹,雷,宇宙論など,一般人が興味をもつであろうものが多い.

しかし,この本を読んで,どれだけその 「感動」 がつたわるだろうか. この本にはいくつか写真はあるが挿絵はほとんどない. かなり想像力をはたらかせる必要がある. それも物理的な想像力だから,だれもがもっているわけではないだろう. 数式はいっさいでてこないから定量的な理解はできない. それに,量子力学のように物理学として重要だがわかりにくい内容はほとんどとりあげられていない. だから,「これが物理学だ!」 というタイトルは疑問だ !

評価: ★★★☆☆

関連リンク: これが物理学だ!@Amazon.co.jp

つづく…

2013-02-15

物理を知らなかったひとには 「面白くて眠れなくなる」 のかもしれない. さまざまな物理現象が数式なしに説明されている. しかし,理科系のひとにとっては常識的なことがほとんどだ. 理科系あるいはそれをめざす高校生などで 「そんなこと,しらなかった」 としたら,かなりヤバいとかんがえたほうがいいだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 面白くて眠れなくなる物理@Amazon.co.jp

つづく…

2014-01-23

AROB 2014 (19th International Symposium on Artificial Life and Robotics) という学会で 「ゆらぎ印刷」 について発表してきた. 論文のタイトルは “3D Printing and Simulation of Naturally-Randomized Cellular-Automata” だ. 3D プリンタをつかって “創発的” でゆらぎのあるパターンが印刷できること,(もともと “セル・オートマトン風” につくってあるので) それがある程度までセル・オートマトンでシミュレートできていることを報告した. あたえられた時間は 15 分しかなくて,質問は途中でうちきられたが,あとで何人かとさらに話をした. 国内 (別府) でひらかれたとはいえ,個人で出費するにはすくなからぬ金額がかかったが,しりあいもでき,今後の方向をきめるうえで参考になった.

つづく…

bulb_semi314-1-2

螺旋 3D 印刷技術を使用してつくったこのような「3D デザインランプ」を 3d-dl.com で売っています.

カテゴリー

Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type