DSMS と人間の情報処理における記憶のアナロジー [未完]
ひとはたえず入力される情報を処理している. その意味で,ひとはデータ・ストリーム管理システム (DSMS) であるということができる. したがって,逆に DSMS に人間の情報処理モデルをあてはめることができる. ここではとくに両者の記憶の構造にアナロジーがなりたつことをしめす.
ひとはたえず入力される情報を処理している. その意味で,ひとはデータ・ストリーム管理システム (DSMS) であるということができる. したがって,逆に DSMS に人間の情報処理モデルをあてはめることができる. ここではとくに両者の記憶の構造にアナロジーがなりたつことをしめす.
「DSMS と人間の情報処理における記憶のアナロジー」 においてはデータ・ストリーム管理システム (DSMS) と人間の脳とで記憶の構造に類似性があることを指摘した. ここではさらに,さまざまなセンサーからの情報を総合するやりかたにおいても,DSMS と脳とで類似性があり,前者は後者からまなべることを指摘したい.
人間は注意をはらうことによって,入力される情報のうち特定の部分だけをとりこみ,他をほとんど無視することができる. このような情報処理の方法はデータ・ストリーム管理システム (DSMS) においても有効であり,ネットワークの異常検知などにおいて類似の方法を使用することができる.
データ・ストリーム管理システム (DSMS) はデータを基本的にはメモリ上で処理し,ディスクを使用しない. しかし,データがあとで使用されるばあいにはそれをディスクに格納するばあいもある. メモリにくらべてディスクのほうがスループットがひくいため,ディスクに格納する際にはデータ量を削減する必要がある. そのための方法について説明する.
データ・ストリーム管理システム (DSMS) はデータを基本的にはメモリ上で処理し,ディスクを使用しない. しかし,データがあとで使用されるばあいにはそれをディスクに格納するばあいもある. この機能を DSMS の蓄積機能とよぶことにする. ここでは蓄積機能について説明する.