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2003-10 アーカイブ

2003-10-06

金田 泰, 電子情報通信学会 インターネットアーキテクチャ (IA) 研究会, 2003-10.

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要約: 電話にかわるべき音声コミュニケーション・メディアの確立をめざした研究の 一部として,多者間通信が可能な常時接続型コミュニケーショ ン・メディア voiscape のアーキテクチャとプロトタイプを開発した. Voiscape においては 3 次元オーディオ技術によってつくられた仮想的な "音の部屋" を使用する. ユーザがマウスをつかって音の部屋内を移動すると,プレゼンスサーバを介して 部屋内の位置などのプレゼンス情報が部屋内の他のユーザにつたえられる. 相手にちかづいたり相手からとおざかったりすると,あらかじめ端末において 定義されたポリシーにしたがって,SIP を使用して自動的に通信セッションの 開始・終了などの動作がとられる. このポリシーベース・セッション制御に よってプライバシー保護や通信量削減が可能になる. 接続開始を要求する際に 相手からも同時に接続開始を要求されることが頻繁におこりうるので,2 重に接続したり "話し中" になったりせずに接続が確立する方法を くふうしている.

研究テーマ紹介: voiscape

2003-10-08

金田 泰, 電子情報通信学会 マルチメディアと仮想環境研究会, 2003-10.

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要約: 電話にかわるべきコミュニケーション・メディア voiscape の概念を提案する. Voiscape は,3 次元オーディオ技術による仮想的な "音の部屋" をユーザ間で共有し,そのなかを自由に移動してさまざまなひとと会ったり わかれたりしながら多者間のコミュニケーションがおこなえるウェアラブルな メディアである. プレゼンスや周縁的情報の伝達を可能にし,電話におけるような 1 対 1 の会話から従来のメディアではできなかったさまざまなかたちの コミュニケーションまでをカバーすることによって,つながり感・安心感の 共有や暗黙知の共有も実現されるだろう. この論文では voiscape の使用場面や 手順についてのべ,PC 上に開発した voiscape のプロトタイプについてものべる. プロトタイプ上ではユーザは前方の様子を 3 次元グラフィクスによって 確認しながらマウスをつかって部屋内を移動することができる.

研究テーマ紹介: voiscape

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