金田 泰, 電子情報通信学会 応用音響 (EA) 研究会, 2005-6.
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要約: 3D 音響技術によってつくられた仮想的な "音室" 内を移動して相手を選択しつつ 会話ができるコミュニケーション・メディア voiscape を開発している. Voiscape の第 2 のプロトタイプ VPII においては,FIR 法によって低遅延な HRTF フィルタ計算をおこなうとともに,移動可能な範囲としての音室を 音響計算上の部屋とみなし,その壁による初期反射をシミュレートした. この初期反射によって音の頭外定位と距離感の表現を可能にした. また,ユーザの移動を追跡し必要な補間処理をおこなった. これによって,話者識別が容易で,複数の会話コンテクストが共存することができ, また音室内の移動が自然でノイズがすくない音声コミュニケーション環境を実現した.
研究テーマ紹介: voiscape