もう,ほぼ 1 年前のことになりますが,2005 年 11 月にシンガポールで ACM Multimedia 2005 という学会があり,私はそこで voiscape に関するデモをしてきました (その論文はこちら). これまで 10 回以上,海外への出張や個人旅行をしてきましたが,このシンガポール出張でもこれまでにない経験をいくつかしましたが,それらの経験のうちいちばんおおきかったのは,ホテルがうまってしまって,まったくとまる部屋がないということです.
ホテルを予約するために fax はおくっていたのですが,それに対して返事はありませんでした. そういうことはこれまでにもあったので,それほど気にしていなかったのですが,いってみると,もう部屋はひとつもあいていないということでした. それでもシンがポールにいってから数日のあいだは,その予約したはずのホテルに部屋をとることができました. しかし,それ以降はキャンセルがないかぎり部屋はとれないということでした. 私はほかのホテルをさがせばよいと安易にかんがえて,実際トライしましたが,そのうちの 1 日については,あいているホテルはありませんでした. とまったホテルではシンガポール中のホテルに連絡して,空室をさがしてくれましたが,それでもついに空室はみつかりませんでした.
親しいしりあいがいれば,同室させてもらうことにそれほど躊躇はなかったでしょう. しかし,あいにくとその学会には,親しい関係のひとはいなかったのです. そのため,ついに,その学会でしりあったばかりにひとに同室させてもらうことになってしまいました. こころよく同室させてくれたそのひとは,(ここになまえを書くことはしませんが) 恩人だとおもっています. ひたすら,感謝しています.