私は新刊書を買うのにもほとんど Amazon.co.jp か BK1 をつかっています. ここ 10 年くらいのあいだに BK1 の周辺ではいろいろな変化がありましたが,それにどう対応して新刊書をえらび,買ってきたか,書いてみたいとおもいます.
新刊書をえらぶには書店それもおおきな書店にいくのがよいと世間ではかんがえられているのでしょう. 私もかつてはそうしていました. しかし,私のばあい,東京に住んではいるものの仕事場が都心ではないので,おおきな書店にあしをはこぶ機会はそんなにありません. 月に 1 度,書店にいけば,おもしろそうな新刊書をみおとすことはないでしょう. しかし,つい,いきそびれて,みおとしてしまいます.
そこで,10 年くらいまえから,新刊書は TRC (図書館流通センター) の新刊書リストでみるようになりました. 逆に,おおきな書店にいくのは年に数回以下になってしまいました. いまはこの新刊書リスト・サービスは停止されてしまっていますが,当時は毎週,新刊書が分類されて掲示されていました. このサービスがよかった点は,1 週間以上まえの新刊書リストも (リンクこそありませんでしたが URL を指定すれば) アクセスできるようになっていたことです. BK1 が設立されるまえは,ここで本を注文することもできました.
2000 年に BK1 ができてからは TRC でみつけた新刊書を BK1 の買い物かごにうつして買っていました (BK1 は TRC が運営しているサイトですが,サイトとしては独立しています). しかし,ついに TRC の新刊書サービスが停止されて,こまってしまいました. その後 BK1 で新刊書リストがつくられるようになり,現在でもそれを利用しています. みつけた本は BK1 と Amazon.co.jp の買い物かごなどを利用して保存しておいて,あとで本の種類などによって,どちらかで買います. Amazon で古本がやすく買えるときは,そちらを利用しますが,そうでなければ BK1 で買ったほうがやすくなります.
しかし,このサービスが不便な点は,1 週間たつとリストがきえてしまうことです. このリストからきえてしまった本をさがすには BK1 で 「発行日順」 の検索をするという方法があります (なにか検索条件をいれないと検索できないので,出版日として現在の年月 (いまなら 200709) をいれます). これはあまり便利な方法ではありませんが,よりよい方法をおもいついていないので,これでがまんしています.
BK1 のリストは現在,「買い物カゴ」 と 「あとで買う本リスト」 とにわかれていて,「買い物カゴ」 の内容はログオフ時などにかんたんにうしなわれてしまうようになっています. したがって,これはすぐに買うとき以外はあまりつかえません. 最近は 「あとで買う本リスト」 に何冊まで本がいれられるのか,ためしたことがありませんが,以前は 100 冊までしかはいりませんでした. リストにくわえたつもりでもきえてしまうので,不便でした. そういうわけで,すぐに買わない本はなるべく Amazon のリストにいれるようにしています. 現在 500 冊以上の本がこのリストにはいっています. そのなかから,買いたいものを BK1 の 「買い物カゴ」 や Amazon の 「カート」 にうつして買うわけです.
読者のみなさんはネット書店とどのようにつきあっていますか?