会社で Fedora 8 をインストールしました. 家でも会社でも Linux を比較的よくつかっています. Fedora Core 6 をつかったときにも感じたのですが,Fedora,とくに最近のものはインターネットに直接つながる環境でなければ,とてもつかいにくい. 会社のネットワークにはあやしげなファイアウォールがはいっています. パッケージの更新は (とてもおそくて) Fedora Core 1 以来ほとんどできませんでしたが,Fedora Core 6 においてはインストール時にパッケージをいれわすれると,あとで回復するのがなかなかたいへんでした. Fedora 8 では (たぶん Fedora 7 からなのでしょうが) ついに,私にとって不可欠な tcsh も Emacs も DVD のなかにははいっていないという,とてもかんがえられない状態になりました. 泣く泣くハックして,ネットからこれらをインストールしました.
最近はあまりインストールに時間をかけないようにしています. 実験で必要になったため 1 月にもレンタル PC に Fedora Core 6 も 7 台くらいの PC にインストールしましたが,これらのマシンは現在はてもとにはありません. Fedora Core 5 は 1 台にしかインストールしませんでしたし,Fedora 7 はついに 1 台もインストールしないままになりました.
これまで Red Hat Enterprise Linux をつかってきた PC にいろいろ不都合があったため,「Red Hat Linux でなやまされた Perl の pack/unpack のバグ」 という項目に書いたように,やむなく Fedora 8 にいれかえることにしました (最新の Fedora でなくてもよいはずですが,ふるい Linux に泣かされてきたわけなので,どうせなら最新のものにしたかったわけです). インストールじたいはとくに手間もかからず,すんなりいったのですが,うごかしてみると tcsh もないし Emacs もない. これでは私にはつかいものになりません. DVD にははいっていないようなので “add/remove software” のメニューをうごかしましたが,こけてしまいます. いろいろためし,しらべたあげく,つぎの Web ページがみつかりました.
ここにはつぎのように書いてあります.
Re: add/remove software(pirut)が使用できません 解決しました。 1.ターミナルウィンドウを開き、 []$su - でルートユーザになります。 2.HTTPプロキシの設定 export HTTP_PROXY=http://proxy.com(プロキシサーバ名):80(ポート番号) 3.ターミナルウィンドウで pirut と打って、起動させるとできました。
しかし,(Fedora 8 では or 会社の環境では (?)) これでもうごきませんでした. ついに pirut をあきらめて,yum をつかって 1 個ずつ,ほしいプログラムをインストールしていくことにしました. 上記のプロキシ設定の環境変数を定義してから,つぎのコマンド列をいれていきます.
yum install tcsh yum install emacs yum install wireshark-gnome
これでなんとか,つかえるようになりました.