“Beethoven Complete Masterpieces” という 60 枚組の CD については 「ベートーベン主要作品集におけるデイヴィッド・ジンマンの指揮」などでも書きましたが,そのなかのピアノ協奏曲 5 番 「皇帝」 をききました. とくに第 1 楽章はティンパニの音が小気味よくひびきます. ティンパニの音がこれだけめだっているこの曲の演奏はきいたことがないようにおもいます. 「ヘンレ版」 のスコアをつかっているということで,まずそこにちがいがあるのでしょう.
この演奏に関するコメントを Web でさがしました. Google でさがすといくつかのブログが上位に表示されますが,CD の店をみるのが比較的よいのではないかとかんがえて,Amazon.co.jp と HMV.jp とをみてみました. CD に関しては HMV のほうが情報があります. 「ピアノ協奏曲第 5 番 『皇帝』,合唱幻想曲,他 ブロンフマン,ジンマン&トーンハレ管」 についての説明をちょっと引用してみます.
「ブロンフマンは、ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管とは2002年のアメリカ・ツアーで共演しており、これはブロンフマンにとっても満を持したレコーディングといえるでしょう。 彼は毎年のようにメジャー・オーケストラのソリストやリサイタルで来日を重ね、日本での評価もうなぎ上り。 交響曲と同様、ニュアンス豊かな要素を加えて引き締まった清新溌剌なジンマンのサポートを得て、ブロンフマンの類まれなヴィルトゥオージティも存分に発揮された名演に仕上がっています。 ヘンレ版使用。」
CD を買うつもりがなくても特定の演奏についての評価をちょっとだけみたいときには,よいサイトだとおもいます. そういうわけで右の写真は私がきいた CD のものではなくて,この 5 番だけの CD のものです.