最近,会社で Aopen の XC Cube EX945-GC という小型の PC を導入したことは 「音がでずにすこしあせった,ベアボーン XC Cube をつかった Windows XP の実験用 PC」 という項目に書きました. それとあわせて MP965-D という超小型 (165 x 165 x 50) の PC も買って Linux (Fedora 8) をのせたので,それについて書きます.
MP965-D は “デスクトップ” 型でありながらノート PC 用の部品をつかって超小型につくられた PC です. 低電力型の Core 2 Duo (T-7250) と 2.5 インチ 7200 rpm のディスクをとりつけました.
まずこれに Fedora 8 をのせてみました. グラフィック・モードでインストールしようとすると途中で表示できなくなってしまうので,テキスト・モードでインストールしました. ほんとうはあとから Windows XP をのせることもできるように,ディスクをすこしあけておきたかったのですが,テキスト・モードではディスクの再構成ができないというので,めんどうになってやめました.
kakaku.com のクチコミにも 「製品仕様にも明記されてますが、MP965-D は Linux には対応していませんね」 と書いてあったりするのですが,気づいていませんでした (あるいは,気にしていませんでした).
テキスト・モードでインストール後,ログインして startx コマンドをいれると X ウィンドウも一応うごくのですが,ログアウトすると,また表示がとまってしまいます. まだやってませんが,たぶんもうすこし手をいれればうごくようになるとおもいます. (どうすればよいのか,まだわかっていませんが…)
2008-3-12 追記:
MP965-D につないでログアウトに失敗したディスプレイはけっこうふるいものですが,そのかわりに最近買った LG のディスプレイをつなぐと,うまくいくことがわかりました.
このディスプレイをつなぐと,ちゃんと解像度が 1600 x 1050 になります.
しかし,MP965-D とこのディスプレイとのあいだに PC 切替器をいれると,もううまく動作しません.
しかたがないので,とりあえず /etc/X11/xorg.conf というファイルのなかにある “device "intel"” を “device "vesa"” にかきかえてしのぎました.
これで解像度は 1280 x 1024 にさがってしまいますが,ログアウトしても表示がもとにもどるようになります.
そのうち,切替器をつかっても,ちゃんと 1600 x 1050 で表示できる方法をみつけたいとおもいます.
2008-3-15 追記:
結局,一番かんたんな解決策は GNOME (GUI) 上の画面設定でディスプレイを “Generic LCD Display” にして,さらに解像度として “Monitor 1680x1050” (使用している LG のワイド液晶ディスプレイの解像度) を選択することでした.
これで,xorg.conf をかきかえなくてもただしい設定になります.