この連休に 2 泊 3 日で,家族 4 人でいわき近辺を旅行してきました. 「1960 年代にオンリーワンをめざした常磐ハワイアンセンター」 という項目に書いたように,宿はスパリゾート・ハワイアンズのそばの 「とらや」 という旅館で,おもな目的はスパリゾート・ハワイアンズのプールと温泉でしたが,初日は小名浜海岸にいって,「アクアマリンふくしま」 という水族館に時間をついやしました. 母もつれていったのですが,小名浜もスパリゾート・ハワイアンズも,高齢者向きの場所ではなかったようです.
「税金のたかいガソリンを大量消費しても,なぜ高速ドライブはやすいのか!?」 という項目に書いたように,なるべく CO2 をださないようにしようということで,移動手段として最初は電車やタクシーをかんがえましたが,結局,自家用車をつかうことにしました. そのほうがずっと旅行費用がすくなくてすむうえ,便利だからです.
いきは首都高経由で常磐道にのり,いわき勿来でおりました. そこから常磐バイパスなどの道をとおって小名浜港にいきましたが,昼食の時間にはややはやかったので,「いわき・らら・ミュウ」 というショッピング・センターにたちよりました. ほとんどなにも買わないまま,食事のために小名浜魚市場までいきました.
最初は魚市場のうえにある食堂をのぞきましたが,あまり適切だとはおもえなかったので,ほかのみせをさがしました. 魚市場のさき (東) に何件かあるみせのなかから,定食中心のみせをえらびました. 漁協直営の 「ふれあい市場」 のそばにあり,となりにはどんぶり専門のみせがありましたが,それよりやややすくて,1300 円くらいで,カニ汁,イカの煮物,魚のフライなどもついた定食がたべられるみせにはいりました. 母と私はさしみ定食をたのみましたが,母がたべられないぶんまで私がたべることになって,かなり腹がみたされました. さしみの一部をのぞけば,満足するべき味だったとおもいます.
その後,アクアマリンふくしまにいきました. これは基本的には水族館ですが,化石や化石の見本が多数展示されている点で,ちょっと異色です. しかし,水族館としても海獣がよくみえるように展示してあったり (その反面,海獣にとっては水槽がせまい (?)),キンメモドキ (写真) やイワシのむれを効果的に展示しているなど,くふうがみられました. 屋外には水田のような環境がつくられて,すがたはみえないカエルのなきごえがひびいていました.
すでに 16:00 くらいになっていましたが,三崎公園にいって,いわきマリンタワーにのぼりました. ただし,老人への配慮がほとんどないので,母はここで脱落してしまいました. タワーのそばまで自家用車でいくのもむずかしく,また,屋上にでて展望するためには,エレベーターをおりてから階段を 2 階ぶんくらいのぼる必要があるので,これは老人には無理な場所だといえるでしょう.
スパリゾート・ハワイアンズについてはここには書きませんが,「1960 年代にオンリーワンをめざした常磐ハワイアンセンター」 に書いたように,これも老人にはきびしい施設です.
夕食はいったん旅館にいってから,でなおしました. 旅館で夕食つきにすることはもちろん可能でしたが,母はたべものをえらぶ (グルメという意味ではなく,からだにあったものがかぎられるという意味) ので,あえて,すどまりにしていました. 旅館のちかくで適当なみせをみつけられなかったので,いわき湯本の駅前までいきました. しかし,そこにもあまり,みせはありませんでした. やむなく居酒屋風のみせにはいって,うどんなどを注文しました. 夕食つきにしておいたほうが母の負担はすくなかったとおもいます.