「映像による作品とイベントとのちがい ― イベントは観客にひらかれている」 という項目に書いたように,テレビや映画の表現者にとってはフレームがあることが重要だということです. テレビの関係者はこのフレームのなかにもとの映像に関係がないものをもちこむことを 「画面をよごす」 といって,きらいます. しかし,ニコニコ動画のような Web 2.0 的なものがテレビの未来にかかわっているのだとすると,「テレビ進化論」 にものべられているように,テレビにかわるべきメディアにおいては,フレームのなかにあらたな表現がたしこまれるのを拒絶することはできないとかんがえられます. さらには,フレームの存在じたいもみなおされるべきだとおもえます.
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