本書では裁判員制度のさまざまな問題点を攻撃している. 問題点を知ることは重要だが,悪意をもって攻撃し,問題を解決するのでなく問題があるから破壊してしまおうという態度が適切なものだとはかんがえられない. 本書では裁判員制度が憲法に違反しているということをくりかえし主張しているが,それは裁判員制度が他の法律とのあいだには矛盾がないので,無理矢理,憲法をもちだして屁理屈をならべているとしかおもえなかった. 問題点を知るのには役にたつだろうが,あまりおすすめできない.
評価: ★☆☆☆☆
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