長瀞・秩父へ 2 泊 3 日の旅の 3 日めには,秩父のミューズ・パークというひろい公園のなかで花火がうちあげられました. これは 「川瀬祭」 というまつりの一部だということです. それを秩父公園橋という橋のうえでみました. どこでみるかはあらかじめきめていませんでしたが,花火があることは事前に知っていて,それをみにいくことはきめていました.
まつりは市内の商店街を中心としておこなわれます. 花火が 7 時半からときいていたので 7 時まえに商店街につくと,数 100 m にわたって出店がならんでいました. そのなかを,山車が交差点をまがろうとしているところでした.
この商店街のなかにはかなりふるい木造建築がありました. (写真ではわかりにくいとはおもいますが) まがった木にあわせてきれいに戸がならんでいる (写真左側) のはみごとだというべきでしょう.
花火をみるために橋のほうに移動していきました. この橋で花火をみるとよいという話を,昼食をとった秩父駅前の中華料理屋のひとも,フィッシング・センターのひとも,していました. 花火をみるために橋にむかうひとの数よりは,商店街にむかうひとの数のほうがおおいようでした.
花火は 7 時半に 2 つの方向であがったものの,その後 8 時まで休止し,そのあともときどきやすみながら 9 時すぎまでつづきました. おわったらすぐ,いそいで家までかえりましたが,関越花園経由でかえると,やはり 11 時 20 分くらいになってしまいました.
これは特別な価値のある花火というわけではありません. 東京の有名な花火とくらべられる内容ではないでしょう. しかし,なによりもひとでがかぎられていて,じゃまされたり,いきぐるしくなるようなことはないのが利点です.
写真はそのなかでとくによいものではありませんが,三脚なしでとった写真としてはかなりうつりのよいほうなので,これをえらびました. とはいえ,スティル・カメラで花火の決定的瞬間をとらえるのはけっこうむずかしい. ハイビジョン・カメラで連続撮影して,あとでそのコマのなかからよい部分を写真としてきりだすほうがよさそうにおもえます.
ところで,1 日まえにミューズ・パークのなかをみてきたのですが,そこには花火の案内はありませんでした. ミューズ・パークが発行する秩父ミューズパークだよりなるものをみても,イベントとして花火はあがっていません. 実行主体がちがうのでしょうが,それにしても知らん顔というのは,どうなっているのでしょうね.