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未来の予測と創造, 文化・教育と学習:研究法から生き方まで

定年がちかづいたとはいえ,就職からこれまでよりながい,この先の人生

定年もそれぼとさきのことではなくなってきた私だが,それでもこれからの人生のほうがながい. 世界がおおきく変化するなかで,これまでのかんがえかたにとらわれず,貢献するみちをさぐっていく必要があるのではないかとかんがえている.

団塊世代のつぎの世代に属する私には,定年もそれほどさきのことではなくなってきた. それでもまだ会社にはいってから 30 年はたっていない. 事故にあったり深刻な病気にかかったりしなければ,これからまだ 30 年以上は社会に貢献できる立場にあるだろう. テレビなどではときどき,90 歳になってもまだ現役で仕事をしているというひとが話題になる. 個人差があるからわからないが,私にそれが可能であれば,就職してからこれまでよりも,これからのほうがながいことになる.

ずっとまえから,現代は変化のはげしい時代だということがいわれつづけてきた. しかし,実のところは 「失われた 10 年」 ということばからもあきらかなように,すくなくとも日本では変化はおさえられてきた. そのなかで,私自身も,つねにあたらしいことに挑戦しようとしてきたつもりではあるが,これまでの自分の知識や経験にとらわれている部分があったこともたしかである. いま世界がおおきく変化するなかで,もう一度,私になにができるのかを真剣にかんがえてみたいとおもっている. 「脇役としての情報通信技術」 や 「世界の急速な変化と日本人のすすむべき道」 という項目などにも書いたように,もはや ICT (情報通信技術) が中心の時代ではないとかんがえられる. ICT 技術者だった私も,これまでのかんがえかたにこだわると,将来をみあやまるのではないかと危惧している.

会社の仕事がかならずしもうまくいかないなかで,あせる気持ちもあるが,いまは長期的なみとおしをえることが重要な時期であり,あせらずにかんがえていきたいとおもっている.

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