9 月 13 日から 「横浜トリエンナーレ 2008」 がひらかれていることは知っていましたが,ようやく行ってきました. みなとみらいを出発点として,分散している各会場をまわっていきました. 横浜美術館もとおっていきましたが,そこは基本的に通過するだけ. ランドマークタワーには作品の一部があるはずでしたが,10 月で展示は終了していました. 帆船 「日本丸」 もそばをとおるだけのつもりでしたが,内部を見学することになってしまいました. そこから,運河パーク会場をへて赤レンガ会場にいき,中華街での昼食をはさんでから,国際客船ターミナル会場,日本郵船会場,新港ピア会場を順にまわりました. これらについて,それぞれ別のページで書くことにします.
開会から約 2 カ月間ひきのばしていたひとつの理由は,家族とともに行って,中華街で食事をしたいということだったのですが,結局,ひとりでいくことになってしまいました.
渋谷までバス,東急東横線とみなとみらい線を経由して,みなとみらいで下車し,横浜美術館にいくと,100 円割引券をわたされました. 割引券があるのはここだけではありませんが,ここでもらわなければ,みおとしていたかもしれません.
全体をとおしての感想を書くと,期待していたほどではなかった. 3 年前にもいきましたが,そのときのほうがよかったということになります. 映像作品がおおくて,前回より多様性にとぼしいという印象でした. かぎられた時間しかないと,映像作品は途中からみて途中でぬけることになるので,断片的にしかみ (られ) ない,そのため作者の意図がつかめないままになってしまうことがおおい. とくに,作品ごとにくぎられたスペースをつかって上演するやりかたは,こういう,多数の作品を展示する場所にはあまりふさわしくないようにおもいました. 赤レンガ会場ではひとつの部屋で複数の作品を上映していましたが,このほうがよかったのではないか,とはいっても,私にとってはやはり作者の意図が十分に理解できないままになってしまいました.