「便秘で痔を悪化させない方法」 について書いたついでに,ずっと以前に経験したヒサヤ大黒堂のくすりと治療システムについて書くことにします.
30 年以上まえから,ときどき,痔でなやまされてきました. 最初は苦になることもなかったので,とくに治療はしませんでしたが,そのうち,治療が必要な場合もでてきました.
そこで,もう 20 年以上まえだったとおもうのですが,ヒサヤ大黒堂から試供品をとりよせました. 試供品は無料でもらいましたが,さまざまな薬草をつかったもので,買うとかなり高価なものです. 重症の患者はためしてみる価値があるとおもいますが,正直にいうと軽症の私にとっては高価にすぎるものです.
それはともかく,試供品をためしてみました. たしかに効果があり,症状はとまりました. しかし,くすりをつけてとまるのは一時的な効果にすぎません. ヒサヤ大黒堂はもちろんそのことを知っています. そして,試供品のなかには,くすりとともに,その治療システムについて記述した説明書がはいっていました.
その説明書には,痔を完全になおすためには排便の習慣をかえる必要があるということまで書かれていました. それはまったく正統的であり,すばらしいものでした. ヒサヤ大黒堂の価値はそのくすりにあるというよりも,この治療システムにあるのだとおもえました. しかし,それと同時に,私にとってはそれはとても実行できないものだとおもわれました. 重症であればぜひこころみるべき方法でしょうが,軽症の私にはそこまでしなくても…というような内容でした.
そういうわけで,上記の項目にも書いたように,私の痔はいまだに完治していません. しかし,なぜヒサヤ大黒堂が痔のくすりだけで,ながい年月のあいだ,やってこれたのかがわかった気がしました. ただ,くすりを売るだけでは,それは実現されなかったでしょう.