家族をつれて旅行するとき,いつもこまるのは,行動計画のきめかたのむずかしさだ. 私以外はだれも,いっさい冒険しようとしない. 家族とくにこどもがうごかなくなったとき,私ひとりでいって状況を把握できるときはそうするが,状況把握に時間がかかるのでそれができないときがこまる. 家族がうごかなくなると,みうごきがとれなくなる.
あらかじめ十分調査して完璧なお膳立てをしていればこういう状況に対応できるだろうが,ネットや本でしらべてもわからないこともおおいし,しらべるために十分な時間がさけないこともある. ツアー・コンダクターや団体旅行の幹事ではない私にとってできることはかぎられている.
私自身は未知のものがあれば,よろこんでそちらにむかう. 単なる散歩でもいろいろ発見するものがあるので,それをたのしみにしている. 事前に十分な調査をしてしまえば発見はすくなくなるので,私にとってはのぞましいことではないし,家族にとってもそうだとおもっている. しかし,家族のなかでもとくにこどもはあたらしいものを発見することをもとめていないようである. 前途に興味をひくものがあるとわかっていなければ,そちらにいこうとしない. ここにはあきらかに矛盾がある.
そういうわけで,どうやって家族旅行を計画するべきなのか,いまだ適切な解をみいだせないでいる.
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