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家族全員を満足させられる旅行はむずかしい

足がよわってきた私の母から中学生になったばかりのこどもまで,自分もいれてあわせて 4 人が満足できる旅行をめざしている. さらには妻の父母までいれて 6 人でできることはないかとかんがえているが,きょうは 4 人での旅行の話である.

私自身はなるべくあるきたいという希望をもっているが,そういう希望があるのは私ひとりである. 母までつれていくときは,なるべくあるかなくてもすむように配慮せざるをえない. とくに,階段が不可避なところはなるべくさけたい. しかも,予算にはきびしい制約がある. すべての条件を満足させるのは非常に困難だ.

あまり移動せずにみながたのしめる場所としては,温泉になりがちである. 昨年はスパリゾート・ハワイアンズのそばに宿泊した. スパリゾート・ハワイアンズそのものに宿泊せずに 「そば」 をえらんだのは,予算の関係である. それでもちゃんと割引券がもらえる. この施設の設立目的が利益をあげることでなく地域振興にあるからだろう (「1960 年代にオンリーワンをめざした常磐ハワイアンセンター」 参照).

今度はほかに富士方面をめざす理由があったため,箱根をえらんだ. たまたま箱根小涌園に定額給付金ねらいの企画があったため,夕食なし朝食つきユネッサン + 湯ーとぴあ 入園券つきで 1 泊 8000 円というプランにした. これは箱根小涌園にはすくない洋室のプランであり,和室が (腰かける場所がないと) きびしい母にとってはちょうどよいプランだとかんがえた.

選択はまちがっていなかったとおもうが,問題点が 2 つあった. ひとつは夕食についてよくかんがえていなかったことである. どこか適当な場所でたべてから小涌園にいくのがよいのだろうが,どうしてもまず宿におちつきたくなる. まえに家族で箱根にきたときも,宿についてからくるまで店をさがし,適切とはいえない店で夕食をとることになった. 今回は,結局 4 人が 2 人ずつにわかれて,母とこどもが 1 人 4300 ~ 5500 円のバイキング,妻と私がユネッサンのイタリアン・レストランまでいって 1 人 1600 円くらいの予算で夕食をとった. 母はバイキングをえらんだが,全員バイキングにしなかったのは予算を大幅にこえるためである.

もうひとつの問題は,小涌園もユネッサンも施設が横にひろがっていて,歩行距離がながいことである. 母はあるくのをおっくうにおもうようになってきた. 部屋から大浴場にいくのもおっくうなようで,部屋のユニットバスで温泉がつかえるというと,そこですませてしまうありさまだ.

下の地図をは施設で配布しているものだが,中央がユネッサンであり,左が湯ーとぴあであり,このあいだの廊下をとおって,両者をいききすることになる. 今回も,母をつれてそのあいだを移動する必要があったほか,ユネッサンにおいた荷物を湯ーとぴあからとりにいくたに時間がかかったりした. スパリゾート・ハワイアンのばあいもそうだったが,施設をしだいに拡張していくことによって,複数の施設間をつなぐ廊下がながくなっていることが一番の問題だとおもえる.

Yunessan.jpeg

としをとると階段はさらにつらい. いまではたいていの施設にはエレベータがあるので,それをつかえば階段はある程度さけることができる. しかし,エレベータは通常それほど多数設置されているわけではない. また,ユネッサンや湯ーとぴあにおいてはエレベータがつかえない場所がおおい.

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キーワード: ドライブ, シニア, 年寄り, 老人, 高齢者

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