ナスをプランターでそだててきたが,どうも味がよくない. 品種に問題があるのかともおもったが,そんなまずいタネを売っているわけもない. そだてかたに問題があるのを認識して,ようやく,もっとましな味のナスをそだてることができるようになった.
ナスの実がどんどんできるが,味はどうもよくなかった. ちいさいうちは皮にも光沢があるが,そだつにつれて,だんだん色がわるくなってしまう. おもさも,軽くて,水がすくない感じだ. たべてみると,歯ごたえがなくて,妙にやわらかい. 繊維がぬけてしまったかのようだ. なぜだかわからないまま,しばらくはそのままにしていたが,いくつか改善の手をうって,ようやく改善してきた.
渇水対策
まずかった点のひとつは,梅雨にはいるまえ,しばしば渇水状態になっていたことだ. 朝は十分に水をやっているつもりだが,会社からかえってみると,葉がしおれている. 葉の面積がおおきいので,日があたると,どんどん水が蒸発していくのだろう. 昼に水をきらさないためには,自動給水が必要だろう.
昨年,10 リットルのポリ容器 (写真) にいれた水を自動給水するしかけ (下図) をつくった. まだブログに書いてないことに気づいたので,別項目でくわしく書くことにするが,もともとは 2~3 日るすにしても水がきれないようにするためにつくったしかけだ. しかし,実際は半日で水をつかいきってしまうので,そういう用途にはつかえなかった. それでも夏場はつかっていたが,冬のあいだはあまり水をやる必要がなかったので,つかわなくなっていた. そのしかけを再度つかうことで,比較的すくない水を効率的につかうことができるようになった.
朝あふれるまで水をやると8 リットルのバケツで 4 杯くらい必要になる. そのうえ,会社からかえってきてから,さらにバケツ 2 杯くらいつかっていたので,あわせると 40 リットル以上になる. これに対して,現在では基本的には 10 リットルのポリ容器 2 個とバケツ 2 杯弱くらいで,夜は基本的になにもしないので,あわせて 30 リットルくらいですんでいる.
剪定
もうひとつは剪定だ. トマトにはずいぶんハサミをいれていたが,ナスはほとんどのびるままにしておいた. しかし,ものの本を読むと,ほうっておくと葉がかさなりあって日あたりがわるくなり,そだちがわるくなるという. それが実のできにどれだけ影響するのかはわからないが,すこしハサミをいれてみることにした.
結果
こういう 2 つの改善の結果,実のつやはよくなり,おもさも,食感も改善されてきた. 水やりが重要なのはわかっていたが,くふうして水をきらさないようにすることがポイントだったようだ.