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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽評

しみじみ聴かせるデュトワのサン・サーンス 交響曲第 3 番 「オルガンつき」

ひさしぶりにきいたオーマンディのサン・サーンスの音のわるさにまいったので,もっとあたらしい録音の CD を買ってみた. デュトワによる 1983 年の演奏は廉価盤 (Decca 467 433-2) になっていて,HMV で 691 円で買うことができたが,オーマンディよりは派手さをおさえて,しみじみときかせてくれた. 録音はもちろん格段によい.

Saint-Saens-Symphony3-Dutoit.jpg 音のスケール感はオーマンディの録音よりずっとよく,オルガンもさまざまな音色をひびかせてくれる. 20 年前のオーマンディの廉価版はこれ 1 曲しかはいっていないが,デュトワのはサン・サーンスのオーケストラ小品 3 曲とともに Charles-Marie Widor の Symphony No. 5, No. 6 の一部のオルガン演奏もはいっている. オルガンはサン・サーンスもふくめて Peter Hurford の演奏である. 廉価版のため,解説はなにもない.

付記: いつもはアマゾンへのリンクをはっているが,上記の廉価版はアマゾンではあつかっていないようだ. アマゾンにはデュトワによるこの曲の CD として動物の謝肉祭とくみあわせた CDSHM-CD があるが,1800 円 と 2661 円であり,おなじ演奏であるのなら,ちょっとたかい. もちろん,動物の謝肉祭もききたいのであれば,それもよいだろう.

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