かつては芸術家は金銭的な成功をめざすものではなく,好き勝手にするかわりに貧乏に耐えなければならないようなイメージがあった. しかし,それではながつづきしないことがおおい. 著者は普遍的な価値をめざしながらも現代美術をビジネスとしてみている. そこからでてくる現代美術家のイメージは,古典的な芸術家のイメージとはかなりちがう. しかし,西岡 文彦 の 「ピカソは本当に偉いのか?」 におけるピカソ像とはかさなっている部分があるようにおもえる.
とはいえ,アマゾンの書評にはこの本をとてもたかく評価しているものが多いが,それほどの内容だろうか?ともおもう. すくなくとも,これが現代美術を成功させるための唯一の方法ではないだろう.
評価: ★★★☆☆
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注記: Amazon.co.jp の 書評 に投稿しています.
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