デザイナとのコラボレーションのみなおし
昨年は螺旋 3D 印刷による製品開発でデザイナとのコラボレーションをめざしてきたが,いまのところ成功していない. まだその可能性はのこっているが,いくつか問題点もみえてきて,とりあえずはコラボレーションによらずに開発をすすめている.
昨年は螺旋 3D 印刷による製品開発でデザイナとのコラボレーションをめざしてきたが,いまのところ成功していない. まだその可能性はのこっているが,いくつか問題点もみえてきて,とりあえずはコラボレーションによらずに開発をすすめている.
「2 種類の波からつくられる螺旋 3D 印刷の複雑なパターン」という項目にも書いたように,3D 印刷によって複雑なモアレ・パターンを生成することができる. 前記の項目のものほど複雑ではないが,フィボナッチ・パターンをつけた 2 枚のディスクをかさねることでできるモアレを YouTube に投稿した.
「2 種類の波からつくられる螺旋 3D 印刷の複雑なパターン」という項目に書いたパターンを「クロス・ヴィブラート・モアレ・パターン (CVM pattern)」とよぶことにする. パラメタをかえるとパターンは変化するが,ここでは縦方向の波の周波数によるパターンの変化の例をパラパラ漫画にしたものと,フィラメント・ピッチの変化によるパターンの変化について書く (2020-3-5 用語訂正). 前者は比較的ゆるやかな変化だが,後者はわずかなピッチの変化でおおきく変化する.
3 つの波からつくられる CVM パターン (「2 種類の波からつくられる螺旋 3D 印刷の複雑なパターン」参照) において,縦方向の波を連続的に変化させるとパターンも連続的に変化するが,その一方で縦方向の波を 2 倍,3 倍にするとよく似たパターンがあらわれる場合がある (2020-3-5 用語訂正). これは基本的にはモアレ・パターンなので,もっともなことだ.
螺旋 3D 印刷で 3 つの波をくみあわせることでできる複雑なモアレ縞 (CVM パターン) をつけたカップを LED キャンドルライトにしてみた. ライトは適当な既製品をつかえばよいとかんがえられるが,とりあえず自作の "LED キャンドル" をいれてみた.