螺旋 3D 印刷によってつくった製品や部品の拡販のため,産業創造展という展示会の都の中小企業振興公社のブースで展示させてもらったことはすでに書いた. それをきっかけとして,きょうは公社を訪問して話をしてきたが,話がかみあわず,サポートはうけられないらしいことがわかった. 展示会の成果はいくつかあったが,短期的な成功は期待せず,これまでどおり徐々に輪をひろげていくのがよさそうだ.
11 月には産業創造展という展示会で東京ビジネスフロンティア (以下 TBF と称する) というブースに螺旋 3D 印刷の実演・製品を展示させてもらった. Dasyn.com がもっている現在のチャネル (販路) は Yahoo! shopping だけといってもよいが,TBF に参加したのは,もっとひろく知ってもらいたい,拡販したいとおもっているからだ. TBF の 3 日間に公社の「販路開拓係」のひとがお客さんを多数つれてきてくれた. 名刺を交換し,いろいろ話をしてビジネスのヒントをもらった. そのなかの数人とは連絡しあっているが,すぐに商談やコラボレーションにつながるという話ではない. また,ほかの大半のひとにはメールをだしても返事がこない. 訪問するというようなこともかんがえられるが,1 人でできることはかぎられている.
TBF 後に連絡をとりあって,きょうは私が公社にでかけて 3 人のひとと話をしてきた. しかし,期待したような結果はえられなかった. 3 人のうち 2 人は TBF のときにお客さんをつれてきてくれたひとだ. 3 人にきかれたことには正面からこたえてきたつもりなのだが,結局,話はかみあわないままだった. 私の言っていることがわからないという. 私も何をいえば理解してもらえるのか,わからなかった. すくなくとも質問に淡々とこたえているだけではわからないらしい. なぜ話がかみあわないのか十分には理由がわからないままだったが,結論的には私がのぞんでいる種類のサポートは公社では,あるいはすくなくとも「経営戦略課」ではうけられないということのようだ.
販路を開拓するといっても,私がのぞんでいるのは螺旋 3D 印刷の技術を使用したコラボレーションによって新製品をつくることなのだが,そのためのマッチングは公社の仕事ではないらしい. 現在 Yahoo! で販売している製品はまだ本命でないという感じをもっている. それらはある意味では本命の製品をイメージしてもらうためのサンプルだといえる. どういう新製品をつくるかはコラボレーションの相手に依存する. それは,相手がなにをもっているか,なにをのぞんでいるかによって,つくるものもちがってくるとおもうからだ. コラボレーションによって本命の製品をみつけられればよいとかんがえている. しかし,どうやら経営戦略課ではもっとつくるものがはっきりし,もうかりそうでなければ,相手をさがしてくれないらしい. それがはっきりしていれば公社は Dasyn.com をコラボレータ (他の企業) とつなぎやすいだろう. しかし,私にとってはそれがはっきりするのは私がかかえている問題の大半が解決したあとなのだとおもう.
公社が TBF という展示・プレゼンテーションの機会をあたえてくたれこと,つぎの展開へのきっかけをあたえてくれたことには感謝したいが,その成果をつぎにつなげるのには公社をあてにすることはできないようだ. TBF や他の機会に知りあったひとから関係をひろげて,つぎにつなげていきたい.
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