データ・ストリーム管理システムとは?
データ・ストリームとは,おなじ形式のデータが時間とともにつづいてながれていくときの,データの全体をいう. そして,データ・ストリームをとりこんである期間だけそれを保管し,それに関する継続的クエリ (continuous query) とよばれるといあわせにこたえるシステムをデータ・ストリーム管理システム (Data Stream Management System, DSMS) という.
データ・ストリームとは,おなじ形式のデータが時間とともにつづいてながれていくときの,データの全体をいう. そして,データ・ストリームをとりこんである期間だけそれを保管し,それに関する継続的クエリ (continuous query) とよばれるといあわせにこたえるシステムをデータ・ストリーム管理システム (Data Stream Management System, DSMS) という.
データ・ストリーム管理システム (DSMS) の構成について説明する.
代表的なデータ・ストリーム管理システム (DSMS) として,つぎのようなものがある.
データ・ストリーム管理システム (DSMS) においては,Tapestry [Ter 92] 以来,継続的クエリが重視されてきている. そこで,ここで もまず継続的クエリについて説明 する.
ひとはたえず入力される情報を処理している. その意味で,ひとはデータ・ストリーム管理システム (DSMS) であるということができる. したがって,逆に DSMS に人間の情報処理モデルをあてはめることができる. ここではとくに両者の記憶の構造にアナロジーがなりたつことをしめす.
「DSMS と人間の情報処理における記憶のアナロジー」 においてはデータ・ストリーム管理システム (DSMS) と人間の脳とで記憶の構造に類似性があることを指摘した. ここではさらに,さまざまなセンサーからの情報を総合するやりかたにおいても,DSMS と脳とで類似性があり,前者は後者からまなべることを指摘したい.
人間は注意をはらうことによって,入力される情報のうち特定の部分だけをとりこみ,他をほとんど無視することができる. このような情報処理の方法はデータ・ストリーム管理システム (DSMS) においても有効であり,ネットワークの異常検知などにおいて類似の方法を使用することができる.
データ・ストリーム管理システム (DSMS) はデータを基本的にはメモリ上で処理し,ディスクを使用しない. しかし,データがあとで使用されるばあいにはそれをディスクに格納するばあいもある. メモリにくらべてディスクのほうがスループットがひくいため,ディスクに格納する際にはデータ量を削減する必要がある. そのための方法について説明する.
データ・ストリーム管理システム (DSMS) はデータを基本的にはメモリ上で処理し,ディスクを使用しない. しかし,データがあとで使用されるばあいにはそれをディスクに格納するばあいもある. この機能を DSMS の蓄積機能とよぶことにする. ここでは蓄積機能について説明する.
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