もうだいぶまえのことであり,いまさらブログに書くようなことでもないのですが,シンガポールにはこれまであわせて 3 回いきました. それぞれおもいでがあって,一番最近いったときのできごとは 「シンガポールでこわれたスーツケースを買いかえた話」 や 「シンガポール中のホテルが満室!! という経験」 に書いているのですが,マーライオンに関しては最初にいったときが一番よかったとおもいます.
最初に妻と 2 人でいったときは,まだマーライオンの周辺で道路工事がはじまるまえでした. マーライオンのまえにひろびろした海があり,マーライオンがいきていたとおもいます.
つぎに子供もつれて家族 3 人でいったときは,道路工事がほぼおわったところでした. マーライオンをみるためにあたらしくできた道路をあるいていくと,マーライオンは道路のわきのめだたない場所にありました. つまり,マーライオンはまだもとの場所にありましたが,そのまえの以前は海だったところが道路でふさがれていたわけです. これはマーライオンにとってもっとも悲惨な状態だったということができるでしょう.
2005 年に出張でいったときは,マーライオンは移設されていました. ふたたび海に面した場所にうつされていたわけですが,以前とちがってその前方の海はせまくなり,あまり魅力のない場所になっていました. いまや,この本来のマーライオンよりも,むしろセントーサにあたらしくつくられたマーライオンのほうがむしろ魅力的だといってよいでしょう. しかし,セントーサにいっても,あまり “シンガポールらしさ” を感じることはできません. もはや過去をなつかしむほかはないという感じです.