冷暖房の温度設定にまつわる話題を書きます. 温度をはかって最適化しようとする理科系の私は家族から奇異におもわれていましたが,いまではそれがただしいやりかたであることがわかったのではないかとおもいます.
エアコンのリモコンには,いまではすくなくなったのではないかとおもいますが,以前はわが家にも “寒い”, “暑い” などとかかれたボタンがついたものがありました. これでは最適な設定ができないので,やむなくふたをあけて温度設定をしていました. 冬は 20℃ くらい,夏は 27℃ くらいだったでしょうか. 「湿度計の設置と交換」 に書いたように,10 年以上まえから,家のなかの主要な場所には温度計を設置してきました. いまでは湿度計も設置しています. 家族が 「暑い」 とか 「寒い」 とかいうと,私は温度計をしらべて,20℃ 未満なら暖房をつよめ,27℃ をこえていれば冷房をつよめたりしていましたが,そういうわたしをみて,家族はわらっていました. しかし,いまでは暖房は 20℃,冷房は (27℃ でなくて) 28℃ というのが常識になっています. 測定しなければこの温度にたもつことはできません.
会社でも,以前は私がくびをかしげるようなことが平然とおこなわれていました. リモコンで冷房時には 20℃ くらい,暖房時には 25℃ くらいに設定されていることがよくありました. まわりのひともほとんど理科系であるにもかかわらず,なぜそのようなことがおこなわれているのか,私には理解できませんでした.
しかし,私にもぬけているところがありました. 温度計をおいているにもかかわらず,冷暖房の温度はリモコンの設定温度によって管理していました. たしかに,エアコンが推奨されたひろさのへやに設置されているときは,設定温度にちかい温度になるのでしょう. しかし,へやのひろさに対してエアコンの能力がひくいばあいには,かならずしもそうならないということに最近,気づきました.
家庭用のエアコンの効率は 2800 kCal くらいの機種がよく,それよりおおきい機種では低下します. 使用条件にもよるのでしょうが,できるだけ効率のよい機種をつかうのが温暖化防止にやくだつのではないかとかんがえています. そのため,わが家では 25 畳くらいの空間の冷暖房のために 2800 kCal の機種 (10 畳用) をつかっています. (これとおなじくらいのエアコンをもう 1 台つければちょうどよくなるのでしょうが,いまのところは 1 台でまにあわせています.) いまつかっているエアコンのばあい,設定温度を 28℃ にすると,送風は 「強」 にしてあっても,温度計ではかると 30℃ 以上ある状態で冷房がとまってしまいます. (たぶん,騒音をおさえるために風量がすくなめに設計されているのだろうとおもいます.) こうしてみると,会社で 20℃ の設定をしていたひとは,もしかしたらただしかったのかもしれないとおもえてきます.
いずれにしても,冷暖房の温度をきちんと管理するには,200 円の温度計でもよいから,へやごとに温度計を設置して,ときどきみることが重要だということです.
関連項目:
- エアコンの設定温度と室温との関係 (2010-7-27 追記)
- 交換するべきか否か!? ― 新旧エアコンの比較困難 (2010-7-27 追記)
コメント (3)
家族に笑われたなんてヒドイ
カナダさんかわいそう
投稿者: くま | 2007年08月25日 11:53
日時: 2007-08-25 11:53
子供では、読みにくいです。こんなのはもうよみたくありま
投稿者: たかはしこうすけ | 2009年03月04日 09:58
日時: 2009-03-04 09:58
子供では、読みにくいです。こんなのはもうよみたくありま
投稿者: たかはしこうすけ | 2009年03月04日 09:58
日時: 2009-03-04 09:58