iPhone を 90° 回転させると画面も回転します. 便利ですがそのために加速度センサーをつけるほどの価値があるのか疑問におもっていました. まだ iPhone を手にとってはいないのですが,写真をとってそれをすぐにつかうときなど,加速度センサーがあるのとないのとではおおちがいであることに,やっと気づきました.
デジカメで写真をとるとき,±90° 回転させてとることがよくあります. とった写真をあとで整理するときに回転させればよいのですが,わすれて,もとのまま印刷してしまうことがときどきあります. 加速度センサーがついてれば,写真をとったときに自動的に天地をきめればよいので,手動で回転させる必要はなくなり,あわせて,このようなまちがいはふせげます (写真は Apple から借用). 通常はカメラを 180° 回転させてうつすことはありませんが,このようにしても天地をただしく判定できるわけです.
写真をオフラインで処理するときは手動で回転させる時間はそれほど問題にはなりませんが,iPhone のようにとった写真をすぐにメイルでおくったり Web にのせたりすることができるときには,自動的に回転してくれればスピードが全然ちがってきます. iPhone においては自動的に写真の天地をあわせ GPS の情報を付加して送信することができます. これはフィールドでブログを書くようなときには非常に重要な機能だとおもいます.
関連項目 (2008-7-27 追記):
- 画期的な日本語入力機能をもつ iPhone,しかし月に 8000 円以上で躊躇する
- Apple iPhone と機能主義
- “電話を再発明” したというにはあまりに保守的な iPhone
- DS か iPhone か? ― ポケット・コンピュータをめぐる任天堂と Apple とのたたかい
2008-8-5 追記:
iPhone を買ってきたので,まわしながら写真をとって,たしかめました.
やはり,どちらに回転させて写真をとっても,天地をあわせてくれます.
こうでなければ…