「日本には評論家ばかり!? ― オリジナルな仕事より評論にながれる」 という項目で,私は評論よりも自分であたらしいものをつくる仕事がしたいと書きました. しかし,最近ブログにはものづくりや家庭菜園の話もあるものの,書評をはじめとして批評のたぐいがますますふえているようにおもいます. さらには,BK1 から書評を書くことをたのまれたりして,このままではいよいよ評論家への道をすすんでいきそうです.
評論家をばかにするわけではないのですが,評論家は他人の仕事について議論するのであって,自分でオリジナルなものをつくるわけではありません. とくに日本の学界では海外の研究の紹介や批評ばかりしているひとがけっこういるので,そうはなりたくないというおもいがあります.
ところが,最近書くブログの項目のなかでは書評 (3 行書評!) や社会時評のようなものがおおくて,自分の研究の紹介などはそれにくらべるとずっとすくなくなっています. こどものへやの床に板をはったり,プランターらしきものをつくって野菜を栽培したりしていることについては書いていますが,やはりそれらは 3 行書評ほど気軽に書くことはできません.
さらには,最近 BK1 から本をおくるから書評を書いてほしいといわれるようになって,いよいよ評論家への道をあゆんでいるのではないかという気がしてきました. まだ,あらかじめ書評に対して報酬をもらうようにはなっていませんが,本をおくってもらうのも一種の報酬であり,さらに書いた書評を 「オススメ書評」 にしてもらうと 3000 円もらえることになります. それなら,書評のかきかたも,ひとが書いた書評からまなんで,もうすこしちゃんと書こうかという気もおこってきて,いよいよ評論家にちかづいていきます.
それでも,やはり,これからもオリジナルな仕事を第一とかんがえていこうとおもっています.