「家族全員を満足させられる旅行はむずかしい」 という話題はすでに書いたし,「十分な事前調査なしの旅行のむずかしさ」 についても書いたが,最近の三浦半島での経験もいれて,もう一度,書いてみる. 残念ながらこれは失敗談だ.
最近,夫婦と母とこどもの 4 人で三浦半島へのくるまでの旅行をこころみた. 博物館や美術館は 4 人でみることができるが,こどもは美術館はつまらないという. それでも,横須賀美術館には,原田和男のさわって音がだせる作品やブルーノ・ムナーリのしかけ本などもあって,ある程度はたのしめたのではないかとおもう.
こどもは海水浴がすきだが,この環境は母にはつらい. 昼にはギブアップして,くるまでホテルにつれてかえることになってしまった. 海の家でおにぎりをつつんでもらってもってかえるというので,そのかわりにコンビニにたちよって,おにぎりを買ってもらった.
マホロバ・マインズというホテルにとまったのだが,ここにはプールやジャグジーなどの設備もある. ところが,プールには階段でしかアクセスできない. そもそも,海はもちろん,プールでもおよぐ気はないのだが,見学するのに階段をつかわなければならないというのは,いささか,つらい.
三浦半島には灯台もいくつかあるが,いずれも,あまりみとおしのよくない場所にあり,階段などでアクセスするようになっている. 城ケ島の灯台には,結局,母をレストランにおいて,3 人でいくことになった.
親孝行はしたいが,容易でない. つれていくのに適した場所がすくないこともあり,情報がえにくいということもある. 時間が潤沢にあればもっといろいろしらべて,成功にみちびくことができるかもしれないが,容易でない. 成功例がつくれればブログで紹介して参考にしてもらいたいが,残念ながらこういうわけで失敗談を書くはめになってしまった.