自宅に保管してあった雑誌を PDF 化するために,富士通の ScanSnap S1500 (右の写真) を買って,雑誌の電子化のために,つかってみた. そのつかいかたについて,まとめてみる.
- サイズのちがう紙はとりのぞく
- 雑誌のばあい,はがきや CD-ROM など,いろいろなものが一緒に製本されている. おおきさがおなじで,はがきくらいの厚さの紙ははさんだままでもよいが,おおきさがちがうときは,あらかじめとりのぞいておく必要がある. 折りこまれた紙はとりのぞくか,他の紙とだいたいおなじサイズにカットしておく. もとのままだと,ジャムなど,よみこみが停止する原因になる.
- とじしろは十分にきりおとす
- 無線とじの雑誌を裁断するとき,紙の端まで印刷されていると,きりおとす部分をなるべくへらしたくなるが,糊がのこらないように 5 mm くらいはきりおとしたほうがよい.
なぜなら,糊が紙についていると紙がうまくおくられない原因になるからである.
また,紙が糊でくっついたままだと 2 枚まとめておくられて停止するし,最悪のばあいは紙がぐちゃぐちゃになったり,やぶれたりする.
くっついた紙はよくはがしてから読めばよいが,はがすのに時間がかかって,スキャナの高速性が十分にいかされなくなる.
紙がくっついていないことをたしかめるには,紙を横にずらしてみればよい. うまくずらせないところは,くっついているので,あいだに指をいれてはがす (写真 -- 挿入予定). - 白紙ページ自動削除はうまくいかないことがある
- ScanSnap の設定には 「読み取りモード」 という項目があり,そのなかに 「オプション」 ボタンがある. オプションとして 「白紙ページを自動的に削除します」 というのがあり,最初はこれがオンになっているが,このままだと白紙でないページが削除されることがある. 情報がうしなわれるのは白紙がのこることよりずっとこわいので,この項目はチェックをはずしておくのがよい.
- 原稿の向きは補正しない
- ScanSnap の設定中の 「読み取りモード」 の 「オプション」 に 「原稿の向きを自動的に補正します」 というのがある. 最初はこれがオンになっているが,このままだと誤認識によって本来は縦であるべきページがときどき横に向く. かえって手間がかかるので,この項目はチェックをはずして補正しないようにするほうがよい.
なお,このページには書いてないいろいろなことが 「ScanSnap S1500 の設定まとめ - 電子書籍を自炊するときの 10 のポイント」 と,そこからリンクされたいくつかのページにくわしく書いてある. これは脱帽ものだ.
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キーワード: 自炊