さまざまなハート形ゆらぎ花瓶
ハート形 "花瓶" のおおきさや密度をいろいろかえて印刷してみた. (いずれもあながあいているので,花瓶としてはつかえない.) これまでためしてきたハーフ・サイズ (Thingiverse.com にあるモデルを半分のサイズにしたもの) だと 1 重 (1 枚) のかべができるが,標準サイズだとこれが 3 重になり,中間層の印刷がとてもおそくなる. 80% に縮小するとかべが 2 重になり,うまくつくれる.
ハート形 "花瓶" のおおきさや密度をいろいろかえて印刷してみた. (いずれもあながあいているので,花瓶としてはつかえない.) これまでためしてきたハーフ・サイズ (Thingiverse.com にあるモデルを半分のサイズにしたもの) だと 1 重 (1 枚) のかべができるが,標準サイズだとこれが 3 重になり,中間層の印刷がとてもおそくなる. 80% に縮小するとかべが 2 重になり,うまくつくれる.
「ゆらぎ印刷」 で iPhone ケースをつくってみるとどうなるか,ためしてみた. Thingiverse.com からもっとも単純なかたちのケース (iPhone 4/4s Case basis for modification) をダウンロードし,それを 「ゆらぎ印刷」 してみる. あまりよいデザインだとはおもえないし,強度がよわい部分ができてしまう. だから現状ではつかいものにはならないが,予想していたのにちかいものができた.
最近いろいろワクワクするおもしろいニュースをきいている. そのひとつは STAP 細胞だが,自分の生活にかかわるすごいニュースとして豆腐の生産革命の話がある.
東日本大震災以来,東京地下鉄の車両の蛍光灯はまびかれて,くらくなっていた. 一部の車両では最近それを LED にとりかえた. まびくのをやめただけでなく,なんと,もとのあかるさよりあかるくなっている.
数日まえから,ゆらぎ印刷でハート形花瓶の印刷をためしてきた. ABS のほうが変化のある模様ができることはわかっているが,PLA ではじめたので,PLA で花瓶の表面に交差する波を実現しようとしてきた. 失敗につながるいろいろな要因があるなかで,パラメタをくふうして,なんとか交差する波を実現した. しかし,いまのところはノイズがおおくて,あまりきれいだとはいえない.
著者は大学教員であると同時に作家であり,若者のためにこの本を書いたということだ. こういう本は抽象的な内容であるほうがよいといっているのだが,はたして具体的な内容がなくて若者にしかるべき印象をあたえることができるのだろうか? つまらない机上の空論をならべているようにしかみえない.
評価: ★★☆☆☆
関連リンク: 「やりがいのある仕事」という幻想@Amazon.co.jp.
著者は金縛りの研究をしてきたのだという. 世界のなかには 「金縛り」 を夢の一種とかんがえる民族もあるが,日本人は超常現象のようにかんがえるひとがおおいのだという. 私には夢としかおもえないし,実のところ,この本を読まなくても金縛りがどんなことかわかっているような気がしていた. それでも,帯に書かれた 「あれは,夢である!」 という,私にとってあたりまえのことがそうでないかのように書かれていることに興味をもって読んでみた. それほど特別なことは書いてないが,自分のかんがえのただしい部分,かならずしもただしくない部分をあらためて認識した.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 「金縛り」の謎を解く@Amazon.co.jp.
日本語のタイトルにすっかりだまされた. この本は人間の 「常識」 についての本であり,「偶然」 や 「(自然) 科学」 についての本ではない. 本の内容をおよそ理解したうえで読めばもっとえるところがあっただろうが,誤解したまま読みすすめたため,えられるものがすくなくなったようにおもう.
評価: ★★★☆☆
ユーザーによるイノベーションに関するさまざまな研究をまとめた本だ. 先進的なユーザー (リード・ユーザー) はメーカーがかんがえないような製品の改良をし,それを無償で公開する. この本にはさまざまな種類の製品がとりあげられているが,もっともくわしく書かれているのはソフトウェアだ. Linux をはじめとするオープンソース・ソフトウェアは 「先進的ユーザー」 によって開発されたものだ.
そこまではよいが,そういう 「ユーザー」 は同時にメーカーでもある. この本ではユーザーとメーカーとの境界がはっきりしないままくべつされているようにみえるし,さまざまな種類の 「先進的ユーザ」 が分類されないまま論じられているようにみえる. そのため,本の厚さのわりには内容がうすいようにおもえる.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 民主化するイノベーションの時代@Amazon.co.jp.
「どうすれば続けられるか」 について書いた本だが,そもそもなにをなぜ 「続ける」 のかということについては書いてない. なにかを続けたいひとにとってはそんなことが書いてある必要はないのかもしれないが,なにを続けるのかがよくわからないまま読まされるのはどうもきもちがわるい.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 「続く」技術@Amazon.co.jp.
先週は 3D 「ゆらぎ印刷」 で iPhone 4 ケースをためしたが,おなじ OpenSCAD のプログラムで iPhone 5 ケースも印刷できるので,ひきつづきそれをためした. もとのパラメタをそのままつかうと iPhone 5 がはいらなかったり,プリント・ベッドにくっつかなくなったりといったトラブルがあったが,一応それらしいものをつくることができた.
西欧主要国の元首がソチ・オリンピック開会式に欠席するなかで安倍首相はそれに出席し,プーチン大統領と会談した. 開会式にはぎりぎりでまにあったということだが,日本選手団入場のところのテレビを私はみることができなかった. 中国や香港の入場時に習近平が手をふっているすがたがテレビにうつされたのをみていたので,日本の入場時に安倍首相がテレビにうつったのかどうかが気になっていたが,YouTube の 「ソチオリンピック 開会式 日本入場」 をみて,手をふるすがたがうつっていたことがわかって安心した.
ゆらぎ印刷の際に冷却ファンを使用するかしないかで,印刷結果にどのようなちがいがあるかを ABS でしらべた. 冷却することでゆらぎがすくなくなっていることがわかる. それでも,ゆらぎをなくすことはできないし,場所によらず均等にすることもできていない.
先々週は PLA によるハート形 “花瓶” の印刷をこころみたが,今度は ABS でためしてみた. 1 層できれいに印刷できるパラメタをみつけるのがすこしむずかしかったが,層厚 0.15 mm で花瓶のサイズがもとの 35% という値の (つまりとてもちいさくした) ときにきれいに印刷できることがわかった. フィラメントの量をいろいろかえて印刷してみた.
3D 「ゆらぎ印刷」 で iPhone ケースの印刷をいろいろためしているが,今度は透明な PLA をつかってみた. 雪をかためてつくったような感じでちょっとおもしろいが,もうすこしくふうの余地がある.
「糖化」 による害やその防止策をわかりやすく説明している. 食後の血糖値の変化などはグラフで表示されている. 「糖化」 に関する本のなかにはそれをふせぐこと一点ばりの本もあるが,この本では現実的なやりかたでバランスをとって防止することをすすめているところがよい.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 「糖化」を防げ@Amazon.co.jp.
「糖化」 や AGE の害を説明して,AGE 摂取や生成をへらすにはどうすればよいかについて徹底的に書かれた本だ. しかし,AGE 摂取をへらすこと一点ばりの本であり,へらせばほんとうに効果があるのか,また AGE 摂取をへらすためにたべものや生活をおおきくかえることによってどういう影響があるのかはわからない. もっと生活バランスに配慮する必要があるだろう.
評価: ★★☆☆☆
関連リンク: 「AGE」を減らしなさい@Amazon.co.jp.
「コンストラクタル法則」 についての本であり,タイトルのとおり一応は物理の本なのだろう. しかし,通常の物理とはちがって演繹的には書かれていない. この本を読んでも 「コンストラクタル法則」 がなにものであるのかも容易にわからない. いろいろな例がとりあげられているが,どれも中途半端なのでよくわからない. なのでフラストレーションがたまる. 「コンストラクタル法則」 は物理現象だけでなくて生物や社会のさまざまな現象を説明するものなので従来の物理のやりかたでは書けないというのはわかるが,もうすこしうまく表現する方法を確立する必要があるようにおもう. しかし,セル・オートマトンなどとともにあたらしい物理学のありかたをしめしているのだろう.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 流れとかたち@Amazon.co.jp.
最近,ファックスがこわれて買いかえた. 個人用プリンタがではじめたころにつかわれていた熱転写型のプリンタが最近のファックスにはつかわれている. 当時買った熱転写用紙がのこっていたのでつかってみたが,うまく紙送りされなかった.
Rostock MAX で 3D 印刷するとき,これまでは PLA をつかうときにもカプトン・テープ (ポリイミド・テープ) をアルミにはったものをつかってきた. これではしばしば作品が印刷中にはがれてしまうので,3M のブルー・テープなるものを買ってみた. これでプリント・ベッドを加熱する必要もなくなり,PLA はしっかりくっつきすぎるくらいになった.
最初に買った透明な PLA はどうも品質がわるいようなので,ほかに 2 種類の同種の製品を買ってためしてみた. 「国産」 という透明 PLA はたしかに品質がよくて一番うまく印刷できるが,リールに巻いてないのがつらい. 中国製のべつの PLA は最初のよりはよいが,途中でつまる事故が発生した. つまるのは品質の問題もあるが,それだけではなくて,ノズルの温度低下のためでもあるようだ.
「ゆらぎ印刷」 での iPhone ケースをつくりつづけているが,まだ決定版ができない, 最近は透明な PLA をつかっているが,3 種類の透明 PLA フィラメントをそれぞれためしてみて,いろいろ差があることもわかってきた.
ABS をつかった 3D 印刷では,印刷の途中で作品がプリント・ベッドからはがれることがおおい (というより,Rostock MAX でははがれないようにすることのほうがむずかしい). しかし,PLA では同様の事故はおこっていなかった. ところが,ブルー・テープから PLA がはがれて,まがってしまう事故がおこった.
3D 印刷でいろいろなパターンをつくってみている. 「ゆらぎ印刷」 もそのひとつだが,今度はランダム・ウォークをためしてみた. 範囲をかぎらずにランダム・ウォークするとどんどんはずれていってしまうので,基本的には壁をつくって反射するようにしている. 構造体をつくろうとしているので,できるだけ均一なほうがよいのだが,ランダムなのでなかなかおもうようにはなってくれない.
3D 印刷でさまざまなパターンをつくってみている. ここでは四角い "うずまき",格子,波形,四角形をならべたパターンなどについて書く.
3D プリンタの経済効果が 2020 年に全世界でおよそ 21 兆 8000 億円になるとの見通しを経済産業省が発表したというニュースが 2 月 21 日に WBS で紹介された. そのとき,2013 年 11 月はじめの MFT 2013 での私の 3D プリンタをつかったデモのようすがおもいのほかながい時間にわたってつかわれた.