メイン

インターネットの再構築 アーカイブ

金田 泰, 中尾 彰宏, 電子情報通信学会情報ネットワーク (IN) 研究会, 2010-9-2.

[ English page ]
[ 論文 PDF ファイル (C) IEICE]
[ スライド PDF ファイル]

要約: 情報通信研究機構 (NICT) においてはネットワーク仮想化技術を使用して任意のフレーム形式をもつ非 IP プロトコルを実装可能にした 10 Gbps 級の仮想化ノード (VNode) を開発している. 我々はそれを利用して実験的な非 IP プロトコル IPEC (IP Ether Chimera) を開発した. IPEC においては IP アドレスのような階層化可能なアドレスを Ethernet スイッチの学習アルゴリズムを拡張したアルゴリズムによって学習する. IPEC はつぎのような特徴をもつ. 第 1 に Ethernet,IP それぞれの特徴的な機能の一部を 1 層の単純な非 IP プロトコルによって実現している. 第 2 に学習をグループ単位でおこなうため,Ethernet よりスケールするうえ,グループ単位の移動が効率的に学習できる. 第 3 にこのアルゴリズムはループをふくむネットワークでも使用でき,障害時にも代替経路で通信できる. グループ ID はロケータとしても使用できるため,ID/Locator 分離を拡張したアーキテクチャを実現しているとかんがえることができる. IPEC を VNode 上に実装して,グループ単位の学習や端末の移動に実際に対応できることを実験により確認した.

研究テーマ紹介: ネットワーク仮想化

関連論文: 仮想化ノードを使用した非 IP プロトコル開発法と経験

関連するブログのページ:

キーワード: ネットワーク仮想化ノード, 非 IP プロトコル, アドレス学習, ID/Locator 分離, モビリティ, VNode

金田 泰, 中尾 彰宏, 電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ (IA) 研究会, 2010-12-17.

[ English page ]
[ 論文 PDF ファイル (C) IEICE]
[ スライド PDF ファイル ]

要約: 情報通信研究機構 (NICT) の仮想化ノード・プロジェクトは,ネットワーク仮想化技術を使用して自由なフレーム形式をもつ非 IP プロトコルを実装可能にした 10 Gbps 級の仮想化ノード (VNode) を開発している. VNode は研究開発用ネットワーク JGN2plus に導入され,開発者 (JGN2plus 使用者) のためのユーザビリティ向上が課題になっている. そこで我々は,課題解決のための第一歩として VNode を使用した実験用ネットワーク上で IPEC (IP-Ether-Chimera) という非 IP プロトコルを開発・実験してその手順や経験を記述し,そこからユーザビリティに関する問題やノウハウを抽出した. 課題として開発者によるケアレスミスの防止策の必要性,ノウハウとして Linux PC による小規模な実験を VNode を使用した広域網の実験にスケールアップすることによって開発を容易化できることがあげられる. 今回の実験には広帯域は必要でなかったが,今後 10 Gbps の帯域を活用した実験へのスケールアップも比較的容易に実現できるとかんがえられる.

研究テーマ紹介: ネットワーク仮想化

関連論文: 仮想化ノードを使用した実験用非 IP プロトコルの開発

関連するブログのページ:

キーワード: ネットワーク仮想化ノード, 非 IP プロトコル, アドレス学習

Kanada, Y. and Nakao, A., World Telecommunication Congress 2012 (WTC 2012), 2012-3-5.

[ English page ]
[ 論文 PDF ファイル ]
[ IEEExplore 論文ページ ]
[ スライド PDF ファイル ]

要約: We have developed an experimental non-IP/non-Ethernet protocol called IPEC (IP Ether Chimera). IPEC switches learn IPEC addresses that are structured hierarchically, similar to IP addresses, using an algorithm that extends the learning algorithm of Ethernet switches. IPEC is a simple non-IP network-layer protocol that has features of both Ethernet and IP. Unlike IP, IPEC introduces an address group to manage multiple terminals as a group to make learning of mobile terminals more scalable and more efficient than Ethernet. Because an address group is the unit of learning in IPEC, it is more scalable than Ethernet, and mobile groups can be learned more efficiently. In addition, IPEC tolerates loops in a network as long as a limited number of duplicate packets are allowed, and thus, enable an alternative route against link failures. We have implemented IPEC both on an IPEC-capable switches using LAN cards and on a virtual network using virtualization nodes (VNodes), which have been developed to experiment with non-IP protocols such as IPEC. We show evaluations that the group learning function of IPEC is viable especially for multiple terminals moving together concurrently.

研究テーマ紹介: ネットワーク仮想化

キーワード: ネットワーク仮想化

Kanada, Y., 第 13 回ネットワーク仮想化研究会, 2015-3.
[ English page ]
[ ポスター写真 ]

要約: In IP/Ethernet-based networks, redundant addresses, both IP and MAC addresses, are used. Problems caused by this redundancy can be solved by replacing IP/Ethernet by IP/null (IPON) protocol. It was implemented using VNodes.

研究テーマ紹介: ネットワーク仮想化

キーワード: