麦茶のいれかたについては, 「冷水用ではおいしい麦茶はいれられない!」, 「煮出した麦茶の保存法 ― やかんと,あついうちにいれるペットボトル」, 「おいしい麦茶のいれかた」 などの項目に書いてきましたが,その後,もうすこしちがうやりかたを確立しました. 手間とコストをおさえて,おいしい麦茶をつくる方法について書きます.
NHK の 「ためしてガッテン」 でもおいしい麦茶のいれかたを特集していましたが,実のところ,丸麦でつくる昔ながらの麦茶の代用品をいかにオリジナルにちかづけるかということでしかありません. 丸麦は売っているのですから,それをつかって,いかに楽しておいしい麦茶をいれられるかをかんがえるべきでしょう.
丸麦は売っているとはいっても,ちかくの店では手にいれられないので,
私は楽天で
丸粒麦茶 10 kgを買って,つかっています.
これを小分けしたのが
むかしながらの小分けしていない丸粒麦茶
です (左の写真はこちらの小分けされたほう (:-) です).
10 kg というのはいかにもおおいのですが,送料をかんがえるとまとめ買いするのが得だからそうしています.
10 kg あると毎日 2 リットルつくっても,つかいきるのに 160 日くらいかかります.
へたをすると 1 年以上かかることになりますが,なんとか,すてずにすむ量ではないかとおもいます.
10 kg のふくろからいちいちとりだすのはたいへんなので,保存用ビニルぶくろにこわけしています.
品質が劣化しないようにするにはくふうが必要かもしれませんが,いまのところは,ビニルぶくろにいれた一部以外はもとの紙ぶくろにいれたままです.
以前は紙パックに麦茶をいれてつかっていましたが,これだと,ふくろづめするのに時間がかかるうえ,ランニング・コストがたかくつくので,やめました.
かわりにボール型茶こし (直径 95 mm) を買ってつかっています (写真).
いまは平型の茶こし (直径 95 mm)
もあるので,これでもよいでしょう.
丸形の茶こしにフルにいれるとすこしおおすぎるので,ややすくなめにいれます (60 g くらい).
2 リットルの湯をやかんでわかして火をとめ,それに茶こしをいれて,キッチンタイマーで 12 分はかります. そこで再度沸騰させてから,茶こしをオタマですくいだします (最初は茶こしについているくさりの端をつかんでとりだそうとしましたが,あまりうまくいかないので,くさりは無視してオタマですくうようにしました). 読むとめんどうそうにおもえるかもしれませんが,なれればたいしたことはありません.
再度沸騰させるおもな目的は,雑菌が繁殖しないようにすることです. できた麦茶は常温で保存しているので,できるだけ雑菌がはいらないようにする必要があります. 笛吹ケトルの笛をはめた状態で保存します. あけたままだと 1 日たつと劣化しますが,うまくあつかえば 2 日くらい,もちます. 麦茶を常温で保管している理由は,単に冷蔵庫にはいれる場所がないからです.
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