このブログにはできるだけ写真をのせるようにしています. 写真はひとの目をひきつけるちからがあるからです. そのなかには,自分でとった写真もあり,借りものの写真もあります. ここでは,そういう写真のえらびかたとつくりかたについて書きます.
方針
まず,写真をえらんだり,つくったりすることに関する方針について書きます. Web 上に適切な写真があって,著作権上も問題がなさそうなら,Web から写真をひろってきます. 自分で写真をつくるのは,それなりにてまがかかるからです. Web をさがしても最適な写真がないときでも,自分では適切な写真をつくれないなら,それらしい写真をみつけて採用します.
これに対して,自分のてもとにあって,Web 上には適切な写真がないか,あっても自分でとったほうがよりよいばあい,あるいは自分でつくったものや自分のもちもので Web に写真がないものは,デジカメでとってアップロードします.
既存の写真をつかうか自分でとるかでまようこともありますし,そもそも写真をのせるかどうかでまようこともありますが,そのときはケースバイケースできめるしかありません.
写真のえらびかた
借用するときめたら,あるいはきめられないので Web 上にある写真をみてみるときは,私は Google で画像検索します. いろいろキーワードをかえながら写真をみていきます. キーワードがかなりしぼられていても,数 10 枚の写真をみて,適切なものがみつからないこともありますが,おおくのばあいは適切なものをみつけることができます. こうやってみつけた写真が逆にブログの内容に影響をあたえることもあります.
もちろん,著作権上,問題がなさそうな写真をえらびます. 本や CD の表紙など,宣伝になるものはたぶん,だいじょうぶでしょう. 個人がブログなどにのせているものはグレーですが,私はそういう写真をつかうこともあります. ただし,プライバシーなど,その個人の権利にふれるものは,さけるべきです. たとえば顔写真はできるだけさけるべきです.
えらんだら,その写真をまず PC 上にダウンロードします. てまをはぶくために Web 上の写真を利用しているわけなので,また,他人がとった写真を加工するとそのひとの権利をそこなう可能性があるので,なるべくそのままつかうようにします. ほんとうは写真をダウンロードせずにもとの URL (アドレス) をそのまま指定するほうが著作権上は問題がすくないのですが,それではもとの写真がけされてしまうと,みられなくなってしまいます (2008-2-9 追記: 私はこれまで,リンクぎれで Web ページがだめになることをさんざん経験してきました). それをさけるために,私は基本的に写真をコピーするようにしています. また,コピーしても問題がおこらないだろう写真をえらぶようにしています.
しかし,そのままではぐあいがわるくて,加工するばあいもあります. 加工には 「Adobe Photoshop Album」 と 「縮小専用」 をつかいますが,これらについては 「つくりかた」 においてもっとくわしく説明します. 縮小専用でサイズをかえることは,けっこう,頻繁にやっています.
ところで,私が注意をはらっていることのひとつは,とくに自由にコピーしてよいと書かれていないばあい,つまり著作権上疑問があるばあいは,出典を明確にしておくことです. 通常は,もとのページのタイトルとそれへのリンクを,ブログのページにいれておきます. 疑問があるときはかくしたくなるものですが,これは問題が発生したときにかえってきずぐちをひろげます. 出典を明確にしておくことが原作者に敬意をはらうことにもなります.
えらんだ写真の例をあげておきます. 上記の手順にしたがってえらんだ典型的な例として 「みせしめによる倒産・破産の是非」 にのせた写真 (4 枚のうちの最初の 2 枚) があります. ただし,この写真は権利上,問題視される可能性はあるかとおもいます. 上記の手順からはずれたものもあります. 「あるべきテーブル・ワイン」 にのせた写真 (つぎの 1 枚) は,そのワインを買ったときにダウンロードしたものではないので,(Google ではなくて) 楽天の検索でえらびました. 「安価なロックグラスとビールグラス」にのせた写真は,楽天で買った商品なので,その商品のページから直接,引用しています (これはここには引用していません). 「中野新橋駅のふしぎ (?!)」 の写真 (最後の 1 枚) はむしろほかの目的で写真をさがしていて,みつけたものです. この写真からこのブログ・エントリーがうみだされたようなものです.
写真のつくりかた
ブログはなるべく時間をかけずに書くようにしているので,写真をとる必要があっても,なるべく,てまをかけずにとるようにしています. ここでもやはり,プライバシーや他の個人の権利にかかわるものはさけるようにしています. 自分のプライバシーについてもかんがえますが,写真にうつる家族や家,ものなどにも注意をはらいます. 「えらびかた」 にも書いたように,写真の加工にはまず Adobe Photoshop Album をつかいます. Photoshop Elements などをつかったほうがこまかい加工ができますが,てまをかけないということから,Photoshop Album のおまかせ修正機能をつかっています. あかるさやコントラストが,かならずしもおもったとおりに修正されないことがおおいのですが,100% はめざしません. おおきな問題がなければ,修正はこれだけにとどめます.
つぎに,PolyView というソフトをつかって,写真をきりぬいています. きりぬきのためには,たぶんもっとつかいやすいソフトもあるのでしょうが,私は PolyView をずっとつかってきたので,これをつかっています. ブログ用として写真をとるときには,最初からなるべく目的にあわせてズームアップしてとりますが,それでも周囲に余分なものがうつったりしているので,それを PolyView でのぞきます.
最後にサイズをあわせます. ブログにのせる写真は 320×320 くらいをめやすにしています. 「縮小専用」 というソフトをつかうと,かんたんにきりぬけます. PolyView をつかってきりぬくこともできますが,かえっててまがかかるうえに,写真の品質も 「縮小専用」 よりおちるので,専用のツールをつかっています.
写真のサイズは 320×320 よりおおきくてもよいし,そのほうが将来 PC のディスプレイがもっとおおきくなったときにもたえられるとおもうのですが,現在の Web ブラウザをつかうかぎり,おおきな写真をちぢめてきれいに表示することができないので,やむなくこのサイズにしています. ここにあげた 2 つの写真は,おなじファイルをつかってサイズをかえて表示しています. ちぢめることで,どれだけ写真がきたなくなっているかがわかるでしょう (ほんとうはさらに 「縮小専用」 でちぢめた写真とくらべるとよいのですが,いまはのせていません.)
もっといろいろな修正のワザについては 鐸木 能光 著 「デジカメ写真は撮ったまま使うな !」 などに書いてありますが,私は上記のこと以外はほとんどやっていないので,ここには書きません.
こうやってつくった写真を,ブログを書くのに Movable Type をつかっているのであれば,「ファイルのアップロード」をつかってアップロードします. Photoshop Album 用のフォルダから,いったんデスクトップにうつしてアップロードしています.
つくった写真の例をあげておきます. すでに 「ビジネスバッグへのこだわり」 にのせたバッグの写真の例をあげましたが,「オーディオ博物館」,「インテリア・家具・機器の博物館」,「情報通信博物館」 には私がつくったものやもちものをいろいろ展示しています. ここには各博物館から 1 枚ずつ,写真を引用しておきます.
これでひととおり,えらびかたとつくりかたについて書きました. まだ経験があさいので,うまくできていないところもおおいのですが,これからもいろいろ,くふうしていくつもりです.